2015年8月18日火曜日

竹林隆光の間違いだらけのクラブ選び

棒はどこにでも落ちていた。道具を手にした人類と、
道具をついに使わなかった類人猿。棒を手にした者が勝ちを収めた。

しかし、それが手に余る巨木であれば、どちらにも、意味はなかったはずだ。

使いこなせる技術と、使われる道具の間に、一つの必然性があるのだ。



第3章:硬度の偏見


◆プロはシャフト重量で軌道をつくる


キックポイントはシャフトの重量と深く関わってくる。
結論からいえば、スチールのように重いシャフトはキックポイントが手元にあってもいいが、軽いものは先調子でなければならない。


たとえばムチを例にあげると、あれはムチ自体に重さがあるから目標にビシッとあてられるのだ。


程度の差はあるが、シャフトにも同じことがいえる。
重いものはムチのように手元がしなったほうが確実にミートしやすい。


ところが軽いシャフトの場合は、スウィングの軌道をつくりにくくなる。

スウィングの軌道はヘッドを中心につくるが、このときに手元がしなると軌道が狂ってくるのである。



シャフト自体に重さがあれば、手元がしなっても軌道コントロールしやすくなる。


これは、プロのスウィングを見るとわかりやすい。
アマチュアはトップからそのままいきなり振りおろしてしまうが、プロ選手はトップでいったん、軌道をつくってからクラブを引きおろすのである。


レッスン書などを見ると、トップではシャフトは飛球線と平行になっていなければならない、と書いてある。


ところがプロのスウィングでは、ほとんどが、グリップの位置よりもヘッドのほうが飛球線側に入っている。
この状態でスウィングの軌道をつくるということは、ヘッドはそのままにして、グリップの位置だけを内側に平行にゆっくりと移動することをいう。ここから振りおろすのである。


だから正確にいえば、バックスウィングの軌道とダウンスウィングの軌道は必ずしも平面上にはない。


要するに8の字に近くなり、これをやるにはシャフト重量があったほうがいいのである。


球を飛ばすためには、立った円弧でバックスウィングして、ダウンスウィングはややフラットな円弧にすることがいいことはいうまでもない。


プロのスウィングは、この理屈にかなっているわけだ。
彼らのスウィングがゆっくり見えるのもこのためである。


ヘッドが体の後ろからおりてくるのでゆっくり見えるが、ヘッドスピードは速いのである。


このように、スウィングのことから考えると、初心者は軽いシャフトで、上達につれ次第に重くしていくのが賢明といっていいだろう。
竹林隆光

(><)
我々しろうとはシャフトに対する知識が漠然としていないだろうか?


パワーがあれば硬いシャフトを選ぶ傾向があり、シャフトの重さもそれに比例して重くすればいいという安易な情報だけを信じているような気がする。


「シャフト自体に重さがあれば、手元がしなっても軌道コントロールしやすくなる」



シャフトを売っているメーカーの営業担当者は上記のような表現ができるのだろうか?


何を信じるか?誰を信じるか?はとても難しいものである。
わたしは今回上記の文章を読んで、竹林隆光さんの知識を信じ、今後のシャフト選び、道具選びの基礎としようと思います。

ki銀次郎

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