2014年8月29日金曜日

中部銀次郎のグリーン周り

プロも唸った
伝説のアマチュアが
やさしく寄せる

アプローチの極意を伝授




“5~6ヤードの誤差の中へ”

「中部さん、アプローチをピタピタ寄せるにはどうしたらよいのでしょうか?」



『私はピタピタと寄せたいと思ったことはありません』
『むしろ残りの距離や使うクラブがどうであれ、結果はいつもアバウトでよしと考えています』



『具体的に言えば5~6ヤードの誤差に収まれば十分と考えています』



『のこり50ヤードでも、グリーン周りの20ヤードでも?』
『サンドで上から行く時も?7番アイアンで転がす時も?』



『ですからプロのようにピンまで歩測して、
キャリーとランの比率を精密に計測してクラブをチョイスする・・・ということはしません』



『プロならそこまでの厳密さを要求されるのでしょうが、我々はアマチュアですから』



『厳密になりすぎると自分が自分でなくなっちゃいますから』



『確かに・・・ピッチングでこれくらいの振り幅で、落としどころはあの1点、そこから転がってピンそばへ』



『なんて考えているうちに、体がギクシャクして、自分が出来の悪いロボットになったような経験は数え切れないほど・・・』
『挙句にザックリやトップした悲しい思い出は星の数ほど』



『大体5~6ヤードの誤差の中へ・・・一見アバウトで控えめなアプローチ感だが、そう思えば“心の負担”は軽くなるし、むしろべたピンの可能性を秘めているということを』



中部銀次郎は知り抜いていたのである。
中部銀次郎

スコットランドの名伯楽、ボブ・トーランス

“ボブ爺の教え”

      (週刊ゴルフダイジェスト No.33)

わたしが考えるゴルフには2つの“最上階の部屋”がある
ボブが欧州の選手たちにアドバイスしたコメントや自身のスウィング理論について190ページに渡って綴った著書がある。
「ルーム・アット・ザ・トップ」
直訳すれば“最上階の部屋”ということになるが、このタイトルにはボブのゴルファーに対するメッセージが込められている。



そのひとつは、「最上階の部屋」、つまりゴルファーとして高みを目指せということ。



もうひとつが、「スウィングの頂点であるトップにゆとりを持たせる」こと。
トップで上半身に余裕があればあるほど、より良いタイミングで振り下ろすことができる。



また、ダウンスウィングがより良いリズムでできればできるほど、よりよいプレーができる。



ルーム・アット・ザ・トップには、ボブのゴルフに対する考えと、
スウィングの大事なポイントの2つの意味が込められているのだ。


『いいタイミングでクラブを振り下ろすには“トップでゆとり”が大事だ』



(1)             悪いライ

“ヘッドを鋭角に入れればライの影響を受けずにすむ”


【深いラフ】
フェースを開きヘッドを上から入れる
深いラフに入った場合は、フェースを右に向け、開いて構えなければならない。
なぜなら、ボールを打つ過程で、クラブヘッドが芝の抵抗を受けて左にターンするからだ。
あとは、芝に負けないようにリーディングエッジからボールに対して、鋭角に入れればいい。





【ディボット跡】
リーディングエッジから打ちこむ
ディボット跡にあるボールを打つ場合もクラブを鋭角に入れるのは同じだ。
バウンスは使わず、リーディングエッジから打ちこむ。




ボールを右足寄りにセットし、ハンドファーストに構え、クラブを鋭角に入れる準備を整えておくことが大切だ。



テクニックを覚えたら、あとは勇気を持って実行すること。
中途半端に打っていいことは何もない。



(2)             パッティング
“体の力みがとれればとれるほどヘッドの動きがよくなる”
「パットに型なし」と昔からいわれてきたが、型はなくてもパターヘッドの動きをスムースにすることは大事なことだ。
そのために力みは禁物。





パットは基本的に足を止め、肩や胸、腕だけでストロークするもの。
しかし体全体はリラックスして肩に力みのない状態にしなくてはならない。
ヘッドがテンポよく動き、フォローに向かってスムースに出ていくように。



次に大事なポイントは、ヘッドを低く上げて高く出すこと。
フォローで振り子のように自然に高く出ていくようにストロークすると、ボールに順回転がかかり、転がりがよくなる。



ボールにオーバースピンをかけるのが、カップインの確立を高めるいちばんのポイント。
オーバースピンをかけるには、球をつかめるのも大事なポイント。



ヘッドの開閉を使わずややアウトサイドに出す



(3)             できた気になって練習場を去るな!実は、まだ何もできていないのだから。


【長い距離のバンカー】
砂を薄くとるにはフェースを少し右に向ける。
フェースを開けばバウンスを効かせることができるので、
砂が薄くとれる。



【リズム】
グッドリズムはストロークをよくする特効薬
スウィングにクセがあっても、リズムさえよければ、結果は大概いいものだ。



【パッティング】
パットの調子が悪くなったら片手で練習するといい
片手の力だけではヘッドがブレてしまうので、
肩と胸の力を使うようになる。



【ターフ】
あなたのスウィングタイプはターフ跡を見ればわかる
アウトサイドインに抜けていたら腕主体、
インに抜けていたら体主体ということ

(><)
パターのところで、
「ヘッドの開閉を使わずややアウトサイドに出す」
と書いてありすが、イン・トゥ・インは聞いたことがありますが、



パターのレッスンで「アウトサイドに出す」という表現は
あまり見たことのない表現だったので取り上げてみました。


パターって本当に難しいですね!
ki銀次郎

2014年8月28日木曜日

“新旧合わせて、いちばん飛ぶドライバー”

週刊ゴルフダイジェスト No.33に掲載されていた記事を紹介します。
道具の最新情報やインプレッションは雑誌に頼るのが手っ取り早いと思っています。(レッスンはあまり参考にしませんが・・・)



体感するのは試打会が一番だと思います。
試打会のいいところは、体の状態もリラックスしているなかで、
一度にいろいろなクラブを打つことができます。
体感しながら比較ができます。



広い練習場での試打会ならば、飛距離や弾道も肉眼で確認できます。
もちろん手応えも。



今回この記事でインプレッションしてくれている人たちは、
44歳・HC846歳・HC+134歳・HC342歳・HC9
42歳・HC4、ヘッドスピードは44m/s50m/sの方々でした。



             (週刊ゴルフダイジェスト No.33)



私は実際に道具を使用している人の言葉はとても参考になるし信頼性も高いと思っています。



この方たちが現在使用しているドライバーは
アキラH310、アキラ109、ジャンバティスタ、A.F.D.SD-01、エポン102
私も道具には興味があるほうですが、この方たちが使用されているドライバーはあまり馴染みのない名前ばかりです。



これだけのギア通たちが探し抜いて見つけたイチオシの12本が
飛ぶドライバーだ!



             週刊ゴルフダイジェスト No.33)



ということで写真を載せました。
この写真の中のドライバーを使用している友人を紹介すると、

一人の友人は、古いクラブなのに最近テーラーメード・初代バーナーに変えました。
飛距離も伸びて、仲間内でプレーしても、いつもフェアウェイキープ率は
高いですね。



もう一人の友人は、テーラーメード・SLDRATTAS5GOGO
刺したものを使用していて、こちらは300ヤードのビッグドライブを実現しています。



私はPING G25を使用しています。
実際に打ってみての実感で、今一番気になっているのが
リョーマゴルフD1 MAXIMAタイプDです。
ボールの落ち際の勢いがPING G25に比べると衰えないで、
キャリーしてからのランが多いような気がしています。



ゴルフは飛距離ではありませんが、飛ばないよりは飛んでほしいというのが本音です。
ぜひ、いい相棒を見つけてください。

ki銀次郎

“100切り選手権”

(><)
ゴルフは本当に難しい、10年やっても20年やっても100を
切れない人はたくさんいます。
100を切るための心構えを、私の経験を踏まえ伝えたいと思います。


市販のレッスン書にはないことを書いています。
100切りしたい人を応援しています。
ki銀次郎




【ゴルフ道】
ゴルフはスポーツではあるが、茶道、華道、弓道に近いと思います。
技や技術に伴う作法が重要な競技ではないでしょうか?



理由は、ゴルフは自分の悪い部分が最悪の形であらわれます。
最初のミスにカッとして頭に血が上ると、次のショットもミスをします。ミスがミスを呼ぶわけです。



18ホール、100回クラブを握る場面では、その人の「準備」「欲」
試される場面に多く遭遇させられます。
遭遇したときに、冷静に普段と同じ対処(行動)がとれるかどうかでスコアは大きく違ってきます。

【マイナス1打】
ルールブックは必ず読むこと。100を切れない人にルールブックを熟読したという人に会ったことがない。
ルールブックを読むという「姿勢」が大事で、
この姿勢を保つことこそゴルフ道!


【マイナス1打】
練習場では必ずスパイクを履いて練習しているか?
スニーカーで練習していないか?
コースへ行くことが試合とするならば、
本来は靴だって洋服だってコースへ行くときと同じものを身につけるのが
ゴルフ道!



「あっ、いけねぇスパイク持ってくるの忘れた、
スニーカー履いているしまぁいいか?
ゴルフにはこの「まぁいいか?」が絶対に禁物です。



例えば、残り距離だけ見て使用アイアンを1本持って
セカンドショットの地点へ行ってみた。
よく見るとライが悪く持ってきたクラブでは打てそうもない。



カートまで取りに行くの面倒だし「まぁいいか?」
これがミスショットの始まり。ミスは2回以上続く!
その人の「準備」が試されているのだ。



使っても使わなくとも、毎回3本のクラブを持っていくこと。
使うときは持っていくが、使わないときは持っていかないではなく、
心を緩めることなく毎回3本持っていく!



「準備」は心の準備と道具の準備が必要です。
なぜならそれがゴルフ道!



【マイナス1打】
ボールとティペッグはいつも同じ場所(例えばスペアボールは左ポケット、ティペッグと使用球は右のポケット、マーカーは必ず2つ以上左のポケット)に毎回決めて持っているか。



こんな経験はないだろうか?
自分の打順がきてからあわてて左右のポケットに手を突っ込んで
ティペッグを探すような仕草をした経験はあるだろう。


あわててポケットに手を入れて
ティペッグを指に刺して痛い思いをした経験はありませんか?


順番を待つとき、クラブのヘッドカバーを外さずにドライバーだと思って
持っていたら、3Wだった、もしくは他の人のドライバーだった。
そしてあわててカートに取りに行く。



この時点でミスショットは始まっています。
それはティショットに臨む「準備」ができていないからだ。
順番を待っているときは、必ずティペッグとボールと使用クラブを手に
持って待機し、同伴競技者のプレーを静止して見る。



余裕が出てきたら、同伴競技者のボールを必ず目で追いかける。
そしてロストボールさせない。
それがゴルフ道!



【マイナス1打】
アプローチは転がし!
5番か7番でランニングアプローチに徹すること。
SWやAWは封印する。



何が何でも使わない強い気持ちを持つこと。
7本のハーフセットでプレーしたってスコアは変わらない。
どうせ14本全部使ったって自分は100を叩くんだから。


【マイナス1打】
3W、5Wも封印!
練習場でも打たない、コースでも打たない、キャディバッグに入れない。



100を切れない人は3W、5Wは打つだけ無駄です。
「打たないと、いつまでたっても打てるようにならないでしょ?」
そういう意見もありますが・・・



そう思う人は、3Wだけを毎日100球も打って練習すれば、
3年たてば3Wも打てるようになるでしょう。
何が何でも100を切りたいなら3Wを封印する勇気をもつこと。



【マイナス1打】
考え方を変える。
100を切れない人の考え方は、パー5のホールはパー3のホールより
簡単だと思っています。



それは過去にパー5でマグレバーディをとったことがあるから?



100を切れない人の場合は、良くて4オン2パットのボギー、
平均すれば5オンのゴルフをしている。



4オン、5オンということは、ナイスショットを4回も5回も連続しなければならないということ。
100を切れない人間に、ナイスショットを4回も連続するというのは
難しすぎる。
それを再認識することです。



更に考え方を変えてほしいのが、
例えば、500ヤードのパー5(ドライバーの飛距離230ヤード)の
マネージメント。
ドライバーを打った→残り270ヤード→3W(200ヤード)
→残り70ヤードをSWで3オンなんていう考えとは決別することです。



ドライバーショットの後の残り距離が270ヤードあったとしたら、
270ヤードを2で割って、
135ヤード打つクラブを2回連続して打って3オン!させる。



同じクラブを2回連続して打つからミスの確立が低くなる!



または残り270ヤード
170ヤード打って、自分が得意な100ヤード残し!
100ヤードは自信があるから!



更にこんな考え方も・・・
170ヤード地点はフェアウェイが狭く、左側に池がある。
池まで届かない100ヤードを先に打って、
3打目で170ヤードを打つ!



まだまだあるのは、最初から4オンするマネージメントです。
こんな風に考え方を変え、行動も変えなければスコアは変わらない。
距離を稼ごうとする「欲」を抑えることがミスを抑える。


【マイナス1打】
林に入ったら絶対に前は狙わない!
横に出すか、後ろに打つ覚悟を常に持っていること。
前に打つ「欲」を捨てる。



100%フェアウェイに出せるルートへしか打たない。
木の間を抜いて打っていっても、不安な心でショットを打つので、
芯に当たらずせいぜい木に当たるか、池に捕まるか、
バンカーに入るように、下手くそな人間のゴルフはそうなっている。



もっと恐ろしいのは、木の間を打ってマグレで成功してしまうと、
いつまでもギャンブルするクセが抜けなくなる。
同じような場面がくれば、たった1回のマグレが頭をよぎって
体が勝手にトライしてしまう。



たった1回のマグレがそうさせてしまう。
そしてミスがミスを呼び、また100を叩く。
横へ出すことは、1打損するのではなくて2打得したと思え!



【マイナス1打】
セカンドショット、サードショットは絶対にグリーンをオーバーするクラブで打たないと決める。
グリーンオーバーはミスショットだと思え!



コースのほとんどは“受けグリーン”手前から受けている。
奥からのアプローチは下り斜面に打つことになるから、
カップインするまで最低3打が必要になってしまいます。



セカンドショットやサードショットはグリーンエッジまでしか届かない
クラブを選択すること。



届かないクラブで打っても、トップすれば乗るし、左右にぶれても飛ばないクラブで打っているので、グリーン周りでOBを打つことがなくなります。



【マイナス1打】
ピンがどこに立っていようが、ワングリーンならグリーンセンター狙い。
ハザードの少ない方向かピンと反対側を狙う。
2グリーンの場合は、グリーンとグリーンの中間方向を狙って打つ。



まず狙ったところへ打てないから100が切れないわけだから、
どこを狙っても前後左右にショットはぶれるはず。
間違えばピンに寄っていく。



ピンから遠いサイドのラフを狙う。
ピンが遠い分ランニングアプローチがしやすいから。
2グリーンの真ん中狙いは、まずグリーンとグリーンの間には、
ほとんどバンカーは設置されていない。
だからアプローチしやすい。



そういう安心感がナイスショットさせてくれる。
万が一グリーンとグリーンの間を狙って、ナイスショットしてしまっても
「失敗した、ピンを狙えばよかった」
などとは絶対に思わないことです。
狙っていたら絶対に失敗しているから。
ここも「欲」を試されています。



【マイナス1打】
100を切れない人のほとんどは、パー4であれば2オン2パットのパーを頭で描いている。
パー3のショートホールはワンオン2パットのパーか、さもなければ
ワンパットのバーディを想像していると思います。




また、フルショットしているイメージを持っていませんか?
ゴルフにフルショットはあまり必要ないと感じます。



60歳も50歳も40歳も飛距離は変わりません。
普通に振ってやれば普通に飛んでいきます。
ましてアイアンショットは飛ばすショットではなく、
自分の飛距離を正確に知っておくことの方が大切です。



フルショットすればミスの確立も高くなります。
フルショットしなければ芯に当たる確率が高くなります。



ナイスショットを想像するのではなく、ミスショットを前提の
ゴルフを考えてマネージメントするのです。
「ミスショットが当たり前」のゴルフを想像しながら次を考えてほしいと
思います。
どうせ自分は下手くそなんだから・・・・・


(><)
この他にもたくさんありますが、
以上は私ki銀次郎がこれまでの経験で、これはスコアに反映しているなと思えるものを紹介いたしました。
100切りしたい方は強い意志と心をコースへ持っていってください。
そうすれば100は切れると思います。

ki銀次郎