2016年4月19日火曜日

◆いつもポケットに忍ばせたい名手の言葉

~「間」のないゴルフは「間抜け」というんだ~

棚網良平


ゴルフで「間」非常に大事。間のないゴルフは「間抜け」というんだ。


芸能の世界でも、「間」の話はよく聞かれる。落語、歌舞伎、舞踊など、絶妙の間を獲得することで、芸は至芸にまで高まる。ゴルフスウィングの間もまた同じこと。
古今東西の名手のそれは、見事な間によって成立している。


テークバックの間、トップからの切り返しの間、アドレスからスウィング全体の間。表現しようのないバランスのよさがある。


棚網の時代、スウィングには、タイミングやリズム、テンポといった概念がなかった。それらを結合して、バランスのよい動きを「間があるスウィング」と棚網は表現したのだろう。

【棚網良平】
1921年生まれ。戦前は東京GC、戦後は相模CCの所属プロとして活躍。関東プロ、日本プロで優勝。87年には関東プログランドシニアを制し、息の長さを誇る。


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