~左手はハンドル、右手がアクセル~
戸田藤一郎

スウィングにおいて、両手の役割は昔から様々にいわれてきた。
「トイチ」こと戸田藤一郎は右手至上主義だった。
「器用で力のある右手を使わんで、なんで飛ぶもんかいな!左手は添えとくだけでええんや」
がトイチの口癖でもあった。
165センチと小柄だったが、右手を使ったそのスウィングで、パーシモンの時代に300ヤード飛ばしたこともある。また、トイチのもうひとつの武器はパンチショット。
強い向かい風のなか、3番アイアンで200ヤード先のグリーンに乗せ、「永遠に落ちない矢」と表現された。
【戸田藤一郎】
1914年生まれ。18歳でプロ入り、翌年初優勝。35年渡米、全米オープンに出場。39年には同年グランドスラムを達成。57歳で関西オープン優勝し、38年間第一線で活躍。
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