自分なりに精神的な制約を取り除く方法を考え出す。
それが練習の真の目的であり、上達するひとつの方法だと思います。
練習場ではそういう訓練をする。
訓練していけば必ずその方法は見つかります。
ムダ球を打たない効果的な練習方法とは・・・・・
中部流の奥義、ここに完結。
~銀の心~
兵庫県明石市に所在する、名刹(めいさつ)浜光明寺。
その一角に大洋漁業の生みの親、中部幾次郎の墓所がある。
中部銀次郎も同じ敷地に眠っている。
いや“千の風になって”に倣うなら、銀次郎はそこにはいないのかもしれない・・・・・
日本アマチュア選手権6回制覇という偉業を成し遂げた後もなお、銀次郎のあくなき向上心は衰えることを知らなかった。
もっと上手くなりたい!
もっといいスコアで回りたい!
と同時に銀次郎の心をより一層強く捉えたのは、
「いいゴルファー」になりたいという希求だった。
いいゴルファーとは何か?
時間を守る。
慎み深く振舞う。
あるがままのライでプレーする。
ナイスもミスも淡々と受け容れる。
リズムよく歩き、無駄な時間を費やさない。
持てる技量の中で最善を尽くす。
バンカーを出るときはきちんと均す。
洗面台に飛んだ水滴はきれいに拭う。
今日一日のラウンドに感謝してコースを去る。
どれもこれも考えてみれば至極当たり前のことである。
当たり前だからとても大切なことばかりである。
銀次郎はその当たり前で大切なことを黙々と貫き通した男だった。
さてもしも墓所の銀次郎がいないのだとすれば、何処にいるのだろうか・・・・・
いいゴルファーになりたいという志を抱いているゴルファーを、そっと見守っているのかもしれない。
そう“あなたの心に”銀次郎の心が寄り添っているのかもしれない。
中部銀次郎
(><)
私は中部銀次郎さんという存在からいろいろなことを学びました。“他人に迷惑をかけない”この言葉は一番心にしみています。
人というのは、自分では気がついていなくても、とても小さな無責任な言葉や行動で、他人に迷惑をかけていることがある。それを自覚しながら生きるようにしています。
私はこう思います。まだ未勝利のプロゴルファーが中部銀次郎さんのいうところの志や所作を実行したならば、何人もの優勝者が出ているだろう。何人のシード選手を産むだろうと思ってしまいます。
言葉で上手く言い表せませんが、ゴルフで一番大切なことは、“当たり前のことを当たり前に行動する”ことだと中部銀次郎さんに教えてもらいました。
私の心には、間違いなく中部銀次郎さんの心が寄り添っています。
中部銀次郎さん、本当にありがとうございます。
ki銀次郎
PS
中部銀次郎(体之巻)これで最終回とさせていただきます。中部銀次郎ファンの読者の皆さまありがとうございました。
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