2016年12月15日木曜日

ピーターたちのゴルフマナー(鈴木康之)

サー・マイケル・ボナラック
ゴルフ本来の姿を楽しむためには、マナーと礼儀をわきまえることが大切。


夏坂健
ゴルフは自分の性格が最悪の形で露呈されるゲームだけに、
まず求められるのが礼儀作法の数々。



気づかないうちに困ったプレーヤーになっていませんか?
これがゴルフマナーの世界基準です。





第5章 人間関係

~言い訳は人が言ってあげるもの~

言い訳は本人が口にするものではなく、人が言ってあげるものである。たとえば、「風が邪魔したようですね」「いまのライはアンラッキーでした」など。


しくじった人の頭の中に詰まっている言い訳を、外から言ってあげられるのは、それだけ人のプレーをよく見ているという証拠、レベルの高い会話上手である。


調子をあげてほしいという思いやりや、アンラッキーにめげないでという励ましの友情がなければ、出てこない言葉である。


その人の機嫌がよくなり、調子が上がれば、自分の組の空気がよくなって、結局自分がトクをする、そういう人の巧みである。

~ゴルフ巧者は人のスコアを聞かない~
グリーンから下りて今のホールのスコアをつけるとき、ラウンド能力のある人ほど、人のスコアを聞かない。人のプレーをよく見ているからである。誰がいくつで乗って、いくつパットをしたかを数えられる。


たいていの人はボールをピックアップしながら、あるいはカップを離れながらそのホールのスコアを短く告げるもの。ゴルフ巧者はそれをきちんと聞きとめる耳の持ち主である。


スコアがわからなくて聞くとき、相手がまだ親しくなく、ちょっと遠慮の必要な人に対しては「いくつですか」より、パーかボギーかなら「パーですね」、ボギーかダボかなら「ボギーですか」少ないほうの数字を聞くのが優しい聞き方だろう。


林の中で何度も音をさせていたり、深いバンカーで何度も砂煙を挙げたりというような人には、「いまいくつ?」とも「いま8?9?」とも聞かないほうがよい。


気が利かない。


こんなときは黙っているのが思いやり。さしあたり聞く必要もない。次のティショット、その人は4番目だからである。
鈴木康之


(><)
ここまで思いやりのあるマナーを分かりやすく書かれている鈴木康之さんはお見事!というしかありません。鈴木さんの文章を読むたびに、思いやりある大人のエチケットを身につけたいと強く感じます。

ki銀次郎

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