スウィングに限らず体の運動は下半身が重要だと私は思っています。だからタイトルを見ただけでとても興味が湧きました。ティーチングプロの藤井プロは年齢が58歳、体格が184cm、85kgと年齢体格ともほぼ私と同じなので、こういう人の考え方を参考にしたいと思いました。
藤井プロは「アマチュアはバランスの良いスウィングができていない」という。バランスのとれない人はバランスをとろうとしてスタンスを大きく広げます。結果は足を使えず、手打ちのスウィングとなり、飛距離の出ないスライスになったり、ダフリやトップを招くことになります。ゴルフコアトレーニングを毎日少しで良いので行うことです」といっています。
バランス感覚を養えば、フルスウィングしてもフィニッシュがぐらつくようなことがなくなります。ロリー・マキロイのように超高速フルスウィングをしたとしても、ピタッとフィニッシュが決まります。方向性が良くなり、飛距離も伸びます。
◆気持ちよく振れることを前提にセットアップをすること
素振りはいいので、その素振りのままボールを打てばナイスショットになるといいますが、上手くできませんよね。それは素振りを前提としたスウィングをするためのアドレスを作っていないために、素振りのように振れなくなっていまうわけです。
まず気持ち良くクラブを振ってみる。最初はアドレスなど作らずに、ビュンと思い切り振ってみる。野球のバットを振るように振ってみる。ビュンビュンと風を切るように伸び伸び振ってみるわけです。最初にスウィングをありきです。
◆バランスを取るということ
池の上にある飛び石だって、池に落ちることなく上手く伝っていくことができる。ゴルフ場で急傾斜を歩いてもすってんころりん転んでいる人など見たこともありません。足裏は重心移動を自然に上手く行うことができるわけです。だからこそ上手く歩けるわけです。
だから足裏に任せれば傾斜を上手く読み取って、良いスウィングができるわけなのです。
ボールを当てようという意識が強くなって、足裏の感覚を無視してしまうわけです。ボールを打とうという意識がクラブを最初に動かすことになってしまい、体を動かすことをおろそかにしてしまうわけです。だからスムーズなスウィングができなくなってしまう。
クラブを動かすことよりも体を動かすことが最初なわけで、それには足裏を使って、上手く重心移動をする必要があるわけです。
以前、海和俊宏さんというオリンピックでも活躍したスキーヤーとプレーしたことがありますが、スキーヤーだけに足裏が敏感でどんな傾斜でもバランス良くスウィングできてしまうんです。
前上がりはこうしろ、左足上がりはこうしろなんてマニュアルなどまったくいらない。ゴルフを初めてすぐにシングルプレーヤーになってしまいました。
【藤井誠】
東京生まれ。184cm、85kg、PGAティーチングプロA級。日本体育協会スポーツ指導者。米軍多摩ヒルズゴルフコース副支配人。
(><)
「書斎のゴルフ」の記事で前回掲載した松山英樹も、スウィング始動は足の裏だと言っていましたね。共通しています。
そして、スキージャンパーの葛西紀明がTVバラエティ番組でゴルフをしているのを見たことがある。非常に上手だった。国際試合に出場し、スキージャンプの練習やトレーニングをしているだから、ゴルフの練習をする時間などないはずなのに何でこんなにゴルフが上手いのだろう?って疑問に思ったことがあった。
足裏、ゴルフ、スポーツ全般にとても大事なキーワードですね。
ki銀次郎
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