国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 最終日(16日)◇熊本空港CC(熊本県)◇6452yd(パー72)
“完全アウェー”で手にしたタイトルだ。地元熊本県出身の上田桃子に土壇場で追いつき、プレーオフで競り勝った。通算2勝目を挙げた34歳の西山ゆかりは「ネバーギブアップですよ」と笑顔を見せた。
2打差で上田を追った最終18番(パー5)。3mのスライスラインを決めてバーディを奪った。80センチの上田のパーパットを前に「無心でした。勝負の世界なので、徹さないといけない」。ボギーとした上田をとらえてプレーオフに持ち込み、1ホール目で勝負を決めた。
西山にも背負うものがあった。キャディを務めた大庭長人さん(55)は熊本県出身。昨年の地震で、避難所生活を余儀なくされた。西山は「一緒に喜べたら良い。途中で桃ちゃんが勝つのかなと思うこともあったけど、最後まで粘れた」と振り返った。
2015年以来となる念願の2勝目は、狙って取った。師匠の芹澤信雄は1987年に初優勝すると、89年に2勝目を挙げた。「それを聞いて私も(初勝利2年後の)今年の優勝を狙っていたんですよ」と舌を出した。
この日の気温は28度。汗ばむ陽気に疲労はたまる。18歳でゴルフを始めた遅咲きは、20代の若手選手が多い中で、連戦を続けた。15年シーズンから休んだ試合は昨年の「大東建託・いい部屋ネットレディス」だけ。これも海外メジャー「全英リコー女子オープン」に出場するためだった。
ケアは怠らないが、体の節々に痛みが出るようになってきた。「でも前日痛くても、翌日には治ってたり?自然治癒ですかね~?」。天然ぶりを発揮する34歳は、3勝目に向けて突き進む。(熊本県菊陽町/林洋平)
(><)
ここの記事にもあるが、15年シーズンで欠場したのは大東建託・いい部屋ネットレディスだけだという。プロスポーツ選手の鏡だと私は思っています。
出場権を持っている選手ならば、公傷扱いのケガ以外はどんなに不調であろうと出場するべきだと思っています。ファンあってのプロスポーツ選手だからです。
西山ゆかり選手と上田桃子のプレーオフ、それは2オンを狙いウッドを手にした上田桃子はグリーン手前の池に入れてしまいました。早く決着をつけたかったんだと思います。
ゴルフにはこんな格言が存在します。
『早く楽になろうとしてはいけない』
また、上田桃子は17番のパットを打つときに、2位が西山ゆかりではなく、イ・ボミや申・ジエが迫ってきているという気持ちで打っていなかったのでは?
パー5を攻めるとき、同じことを同じように繰り返した西山ゆかりが優勝しました。ゴルフの大事!を見せていただきました。
Ki 銀次郎
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