(以下、ALBA.Netより)
優勝したガルシアもパッティングに苦しんだが、それを上回るショット力でねじ伏せた。4日間通じてパーオン率とフェアウェイキープ率が2位。平均飛距離も291.50ヤードで全体6位と高いレベルでまとめたことが勝因だった。
特に11位タイに終わった松山や2位のローズと差をつけたのがティショットの安定性。アイアンショットに比べてティショットでやや苦しんだ印象のある松山だが、ガルシアはプレーオフまで含めて最後まで高い安定感を誇った。
プレーオフを戦ったローズも、最後はティショットを右の林に入れて出すだけでボギー。全体でも62.50%と低い数値に終わり、ティショットの精度でガルシアに敗れる結果となった。
【セルヒオ・ガルシアのトータルスタッツ】
パーオン率:75.00%(2位タイ)
フェアウェイキープ率:80.36%(2位)
ドライビングディスタンス:291.50ヤード(6位)
平均パット:1.65(3パット1回)(26位タイ)
【松山英樹のトータルスタッツ】
パーオン率:70.83%(6位タイ)
フェアウェイキープ率:66.07%(25位タイ)
ドライビングディスタンス:289.75ヤード(11位)
平均パット:1.74 (3パット以上7回)(68位タイ)
■ガルシア・メモ
・37歳3か月1日
マスターズ初優勝者として7番目の年長者。最年長初優勝は98年のマーク・オメーラの41歳2か月30日。ちなみに、複数回優勝者は17人いるが、35歳を過ぎて複数回優勝したのは、サム・スニード(49年、52年、54年)とベン・ホーガン51年、53年)の二人のみ。遅咲きが複数優勝するのは厳しいデータだ。
・スペイン勢3人目
米国人以外では21勝目。スペイン勢での優勝はセベ・バレステロス(80年、83年)、ホセ・マリア・オラサバル(94年、99年)に次いで3人目、5勝目。国別では、米国の59勝に次ぎ、南アフリカと並んで2番目に多い。昨年のダニー・ウィレット(英国)に続き欧州勢が連勝。93年のベルンハルト・ランガー(ドイツ)、94年のオラサバル以来。この20年は米国11勝対その他国9勝と均衡している。
・325万8530ドル
19回目の出場で、198万ドルの優勝賞金を加えてマスターズにおける獲得賞金は、325万8530ドル。今年のジャスティン・ローズと並んで史上8人目の300万ドル突破となった。歴代9位。1位はフィル・ミケルソンの782万4562ドル。ちなみに、大会未勝利で300万ドルを突破しているのはローズのみ。相性の良さがわかる。松山英樹は95万4867ドル。
・第1ラウンド4位タイ発進
オーガスタナショナルGCが現在の距離に改造された06年以降、優勝者全員、第1ラウンドをトップ10以内でスタートしていたが、ガルシアも4位タイ発進。やはり出遅れは禁物である。
・第1ラウンド6打差から逆転V
第1ラウンドを1アンダーを終えたガルシアは、首位のチャーリー・ホフマンと6打差だったが逆転。90年のニック・ファルド、05年のタイガー・ウッズが記録した7打差に次ぐ、2番目の逆転優勝。
(撮影:上山敬太)<ゴルフ情報ALBA.Net>
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マスターズ優勝のセルヒオ・ガルシア。これまでケガやイップスにもなやまされてきた。しかしガルシアは乗り越えました。
乗り越えることで人間的な成長をとげたのだと思います。この人間的な成長が彼のゴルフを変え、彼のゴルフを支え、マスターズ優勝という栄冠を手に入れたのだと思います。
ゴルフの神様はその人のそういうところを見逃さないのでしょう。
Ki 銀次郎
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