2017年4月8日土曜日

苫小牧在住のアマチュアゴルファー


(以下、苫小牧民報より)
苫小牧市在住のアマチュアゴルファー・鈴木邑実(さとみ・20)=樽前カントリークラブ所属=がこの春、闘病生活から復帰し、始動した。2度にわたる白血病という重い病を乗り越え、プロゴルファーになる夢を抱く。「来年のプロテストを受けて合格するのが目標」と1年後の試験を見据え、再び走り出した。

 サマージュニアチャンピオンシップや高校新人戦、年齢制限のない日刊アマなど道内規模の大会で次々とタイトルを獲得し、全日本ジュニア出場など実績を積み重ねてきた鈴木だったが、2014年の夏に急性骨髄性白血病を発症。15年3月に退院した後、道内各クラブの代表選手が集う全道クラブチャンピオンズゴルフトーナメントに大会史上初めて女子選手として参戦するなど、周囲も驚くほどのスピードで回復を見せていた。

 しかし昨年6月、再び病魔が襲った。体調不良を訴え、病院で検査を受けたところ、最初は「異常なし」と言われたが翌日、病院から「異常があったから今すぐ来てください」と電話があり、状況が変わった。順調に回復し、調子を上げていた矢先だった。「札幌の病院で言われたけど、『そんなわけない』『あり得ない』と思っていた」。再び半年にわたる入院生活と抗がん剤治療。周りには気丈に振る舞って見せたが、誰にも見られないところで何度も涙を流した。

 ドナーとして姉の血液が適合したため、再発を防ぐ造血幹細胞移植に踏み切った。「今、私の体の中にある血はお姉ちゃんの血なんです」―。また、仲間有志が集まってチャリティーイベントを開いた際には、韓国のイ・ボミや北海道出身の藤田光里ら国内ツアーで活躍するプロやゴルフメーカー、地元企業などが賞品を協賛した。「それがすごくうれしかったし、(入院中に)雑誌の取材も受けて『頑張らなきゃ』ってなりましたね」

 昨年末に退院し、リハビリなど日常生活を取り戻す日々を経て、現在は外の日差しを避けながら、1スイング1スイングフォームを確認し、100球打つのがやっと。ドライバーの飛距離は230ヤードほどまで戻ってきたが、足腰の筋力が衰えているため、踏ん張りが利かず、まだミスショットも多い。「ゴルフとしては全然駄目ですね。でも、楽しいですよ。今まで当たり前に練習をしていたけど、こうして練習できる環境に改めて感謝ですね」と語る表情は明るい。

 ゴルフ番組のアシスタントにも抜てきされるなど少しずつだが、明るい兆しが見えてきた。「ゆっくり体調を見ながら、トレーニングも増やしていけたら。キャディーの仕事も少しずつ手伝いながらやっていきたい」。与えられた命のありがたさをかみしめつつ、着実に歩みを進める。

(><)
最近、私の近親者2名がくも膜下出血で入院するという事実がありました。いざ自分が病気やケガで入院すると不安が先走り気弱になりがちです。

そんなとき病に立ち向かう自分を備えるためにも、このような記事を読んでは諦めない気持ちを植えつけています。常にチャレンジせな!
負けてられんは!
Ki 銀次郎

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