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今や世界ランキング5位、ジョーダン・スピースよりもジャスティン・トーマスより上位に位置する松山英樹の実態に興味深々です。早速、「書斎のゴルフ」今号の記事を紹介してみましょう。
松山英樹はかねてから言っていた。
「プロとして最も大事なことはバーディをたくさん取ることです。それを行うにはアイアンが上手くなること。それもいろいろなボールを使ってグリーンを攻めることができなければなりません。アイアンが上手ければ上位にはいける。それに加えてパットが良ければ優勝できる。大事なのはアイアンショットです」
松山英樹が2016年に使ったアイアン『スリクソンZ945』のバックフェースには鉛がベタベタと貼られていた。このアイアンは少しだけサイズの大きいマッスルバックだが、それはジュニア時代がヘッドの大きなキャビティバックの『スリクソンZ-TX』を愛用していたからだ。このアイアンは大学時代も使い、マスターズのローアマ獲得に貢献した。
アイアンのシャフトはツルーテンパーの『ダイナミックゴールドS400』『S400』よりも硬い『X100』ではないのは、重量があってしなるほうが松山英樹の好みであるからだ。
鉛を貼って、振ってみて、ちょっと違うと思えば、剥がして別の場所に貼り直す。こうしていつでも同じ弾道となる基本ショットを磨き上げる。
「アイアンでは真っ直ぐに飛んでめくり上がり、スーッと柔らかく真っ直ぐに落ちる弾道が理想です。そういう弾道であれば、風の影響を考慮に入れてショットが打てるからです。グリーンにも止まってくれます。2016年はウェイスト・マネジメント・フェニックスオープンから新しいボール、『Z‐STAR XV』を使って優勝しましたが、そういう弾道が打てるからです。ドライバーではどのライバルボールよりも飛び、アイアンではスピンがかかって止まってくれます」
このボールは2年間にわたって開発され、フェニックスオープン前にテストしてようやく使うようになった。このテストラウンドではいきなりホールインワンが飛び出した。
「何ホールか回って良いボールだなと思ったら、ホールインワンですかね。このボールで翌週から戦おうと決めました。そうしたら優勝!」
ちなみに松山英樹は1か3のボールナンバーしか使わない。2や4といった偶数番号は子供の頃、スコアが悪かったとのことで、それ以来使っていない。
トレーニングは、かつて中嶋常幸や小田孔明、藤本佳則のトレーナーだった飯田光輝氏が厳しく鍛えている。体を鍛え、スイングに磨きをかける。
「スイングの始動は足からです。決して手や肩ではありません。テークバックする前に、足に力を入れ始めます。足に力が入ってきたら、さらに右足に力を入れます。そうなったらゆっくりとテークバックしていきます」という。
松山英樹が使用している道具を紹介すると、『ツアーADレッスン』というグラファイトデザイン社の練習用クラブ。これはアイアンのヘッドに柔らかいグニャグニャのシャフトが装備されたもので、打ち急いだりするとボールが曲がります。スイングリズムが速くなるのを矯正するために使っているそうです。
2016年10月から使い出したパッティング練習機器は、パッティングコーチとして名高いデイブ・ペルツが開発した「ペルツ・パッティング・チューター」という機器だ。
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詳しくは「書斎のゴルフ」VOL.33の購読をお願いします。
『Z‐STAR XV』というボールは直ぐに使ってみたくなりました。
『ペルツ・パッティング・チューター』は7,000~8,000円で販売されていますね。練習機器は購入しただけでは上手くなりません。練習!練習!です。
ki銀次郎
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