サー・マイケル・ボナラック
ゴルフ本来の姿を楽しむためには、マナーと礼儀をわきまえることが大切。
夏坂健
ゴルフは自分の性格が最悪の形で露呈されるゲームだけに、
まず求められるのが礼儀作法の数々。
気づかないうちに困ったプレーヤーになっていませんか?
これがゴルフマナーの世界基準です。
第4章 前日・当日
~練習グリーンの使い方~
◆練習グリーンにもルールとエチケットがる。
練習グリーン上には仮想のホールカップがいくつもある。大勢の人があちらこちらから、それぞれのターゲットに向ってボールを転がす。だからスクランブル交差点のような交錯状態になることがしばしばある。お互いが邪魔になる。
大勢の人が数ヵ所のカップをめがけて打つのだから、ラインを交錯させるなというほうが無理だろう、そう思う人が多いらしく、平気で交差して打つ人が多い。
大勢でやっても、お互いにラインを交差させないで練習することは可能だ。基本的なエチケットとルールを考えれば簡単にできる。
◆人と交差しないように星形に使え
3ヶ所にカップがある練習グリーンで11人が練習しているとしよう。このうち何人かが気くばりなしに好き勝手にラインを選んでパッティングをすると、図aのようなスクランブル状になる
(図a)
しかし、何人かが簡単なエチケットと簡単なルールをわきまえていれば、11人が同じ位置から図bのような星形状で、ほかの誰のラインとも交差しないでパッティングできる。
簡単なエチケットとは
「先に練習している人のラインを邪魔しない」
たったこれだけのことである。
簡単なルールとは
「先着先行優先」
の原則。
交差すれば人の邪魔をして迷惑をかけるし、だいいち自分だってやりにくいはずである。
(図b)
図aと図bを見比べてほしい。
AはBの邪魔をしないようにカップ1を使うべきである。
CはDのラインを、EはFのラインを邪魔しないカップを使うべきなのである。
あなたがあるカップを使いたいと思ったら、そのラインがほかの誰かが使用中のラインと交差しないか、ちょっと目を配って確かめよう。人のラインはアドレスを見ればわかる。わかりにくければ1球打つのを待って見ればわかる。
◆1人2、3球、1カップ2、3人が目安
練習グリーンがあいていて、ひとつのカップを独占できるなら、半ダースでも1ダースでもボールを広げて練習しても構わない。
しかし、ふだんはボール2、3個にしたほうがよい。人の邪魔になるだけではない。
カップ周辺に集まったボールから自分のボールを素早く選び出しやすいし、移動するときにも片手で持てる数である。
目標にしようとするカップを、すでに何人が使っているかにも目配りすべきである。ボールの集まり具合を考えれば、1カップ3人が限度。そこへ割り込むのは賢明ではない。
カップ周辺で互いにボールがぶつかり合うことがある。また、自分のボールがほかの人のラインのカップの手前に回り込んで止まることがある。
そんなときは、またすみやかに歩いていって「失礼」と声を掛け、ボールをどけるべきである。自分の持ちボールを打ってしまってから、というのは身勝手である。
◆混むときは独自の仮想カップで
図aのCはロングパットの練習をしたかったのである。それならば図cのように少し移動して、あいている場所に自分だけの仮想カップを設けて練習すればよい。仮想カップはティペッグでつくってもよし、グリーンフォークを置くだけでもよし、枯れ葉でも十分役に立つ。
(図c)
◆混んでいるときはグリーン外周寄りが絶好地
ショートパットを練習したいのなら、図cのGのように仮想カップをつくってやるとよい。グリーン外周寄りなら、誰にも邪魔されず静かに集中してできるだけではない。
このあたりならスパイク跡のないきれいなグリーン面である。しかもアンジュレーションがある。たいていは外に向かって下り傾斜、中に向って上り傾斜である。横向きになれば左右に切れるライン、そんな願ってもないスペースを独り占めできる。
鈴木康之
(><)
エチケットの基本をさり気なく練習グリーンのような些細な場所で発揮できる大人はカッコいいとわたしは思います。
また、他人に迷惑をかけないというのは最低限のエチケットといえましょうが、そのエチケットの背景を把握して次の世代へと伝えることのできる大人はもっとカッコいいとわたしは思います。
練習グリーンでの些細な親切やエチケットこそ、実社会にいちばん役立つマナーの本質であるような気がします。
ki銀次郎
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