~飛距離は持って生まれたもの。逆らっては自分のスタイルが確立しない~
宮本留吉は日本プロゴルファーの草分け的存在だが、身長160cm、体重60kgに満たない小兵だった。
国内では飛んだほうだというが、アメリカに遠征して大男たちの圧倒的不距離に驚くことになる。しかし、ボビー・ジョーンズと対戦した際は、飛距離では負けていたにもかかわらず、見事2エンド1で勝利をおさめている。宮本の飛距離でも世界に通用したのである。
「飛距離にこだわりすぎるとスコアは逃げていく。自分の『分』を見極め、7割の力で得た距離でゲームを組み立てる。これがスコアメーキングの要諦である」
宮本留吉
1902年生まれ。日本で3人目のプロゴルファー。草創期の試合にかったのち、ハワイ、アメリカを転戦。帰国後、日本オープン6勝、日本プロ4勝など草創期の雄となった。
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