2015年1月30日金曜日

中部銀次郎のグリーン周り

プロも唸った
伝説のアマチュアが
やさしく寄せる

アプローチの極意を伝授




~チャコの感嘆物語~

1979年(昭和54年)「チャコのゴルフトリップ」というテレビ番組に中部銀次郎が出演した。
チャコこと樋口久子が中部とともに東京ゴルフ倶楽部をラウンドしながら、ゴルフ談義に花を咲かせるという趣向である。



その中で樋口は中部のパッティングを見て感嘆の声を上げている。
「中部さんのパッティングって簡単にポンポン打っちゃうんですね」
「それであんなに入っちゃうんだからうらやましいです」



中部が簡単に打っているように見えるのは、実は段取りがシンプルだからである。



驚くべきことに中部は
ラインをカップ側に回りこんで反対から読むということはない。
ボールの後方から一瞥(いちべつ)し、すぐにアドレスに入って打つ!

(一瞥(いちべつ)=ちらっと見ること。ちょっとだけ見やること。



だから傍目には非常に簡単に打っているように感じられる。
だが・・・・・



中部に言わせれば90パーセントが直感の勝負だという。



その直感を鋭敏に働かせるには、風景になじむことが大切だと考える。



風景になじむという作業は、すでにティグラウンドからはじまっている。
ティショットを放ちセカンドを放ちグリーンに上がっていく。



その一連の中で、風景になじみグリーンの傾斜を読み、ラインを直感する。
そうしたスムースなイメージのつながりを大切にするからこそ、
あえてカップ側に回りこんでラインを読むということをしない。



いや、むしろ反対側に回り込んで違う景色を見ることによって、
イメージを混乱させることを拒否しているのである。



「ゴルフは手前から、ライン読みも手前から」



「そう徹したほうが余計な時間も体力も消耗することはありませんし、ストロークもかえってよくなると思いませんか?」



チャコの感嘆をさらりと受け止めて、中部はそんな笑顔を浮かべていたのである。
中部銀次郎

(><)
さすがは中部さん!カップの反対側へいってラインを読むようなことをしないでもゴルフが上手いなんて、中部さんはゴルファーの
お手本ですよね。



なまじゴルフを長年やっていたり、シングルきどりをしてカップの周りを1周したり、ラインを読むのにやたら時間をかける人いますよね。



ゴルフはすべてにおいて時間をかけてはマイナスなんですねきっと。



しかし、“景色になじむ”この真意を詳しく聞いてみたいですね。
コースへ数多く行って、心も体も景色になじめるようにならないとゴルフは上手くならないのかなぁ~?
ki銀次郎


井上誠一のコース設計論と攻略ルート

――コース設計の心得――
私は日本の美しい自然の中でのゴルフ場設計の仕事に誇りを持っている。
この一生涯の仕事が安易な妥協で無になってしまう。


「井上のコースはこの程度か・・・・・。」と言われる。
そう評価されない為にも自分自身で常に納得のゆく仕事を厳選してきた。

井上誠一




第3章 戦略性に富むパー4ホール

4つのパー5は、それぞれ、距離に変化を持たせる。
2打でグリーンを狙えるもの、また、550ヤードを超すホールの場合は、短いパー4ホールのドライブアンドピッチの間に
フェアウェイウッドのフルショットをからませるというものとなり、600ヤード前後のホールは、
3打でミドルアイアンのフルショットということになる。



この場合でも第1打から進むべき道は限られているわけで、
ただ真っすぐ打ち進んでいけばよいというものではない。
コース戦略のルートは何本か設定されているが、最良のルートは、いくつもあるわけではなく、第1打から最も有利なルートというのは一点ということになる。



それは、多くの場合、フェアウェイの中央にはないので
プレーヤーはティグラウンドに立って自分の力を考え、
それなりのルートをしっかりと選択することが大切なことである。



その手始めにティマークの位置から考えることが必要である。
ただ漫然とフェアウェイ中央に打っていくことでは、
決して最高の結果は得られない。
というのは、この場合、2打でグリーンを狙う時に条件は悪くなってくるからだ。



設計上からはグリーンの入り口を中央に置くことが少なく、それは左右のいずれかに向いていることが多い。



攻める者としては、第1打の狙いをつける時に、それはグリーン上のピンの位置から派生してこなければならないのである。
これが、2打での条件につながり、代1打の狙いが決まるという攻め方をひもとく結果になるわけだ。



ゴルフの面白さ、深みというものがこのような点に多く含まれているといえるわけで、
好スコアを望むならば、この追求が必要である。



ただ、最近のコースの中には中央を進んでいくことだけで、
攻めきれるものもある。
しかし、ゴルフの面白さは、攻略ルートの選択、そしてそれに対しての挑戦が繰り返されるところにあり、設計者はこの点においてゴルフプレーの真の素晴らしさを生み出すことに工夫をこらしている。



その結果、攻めるほうには最良ルートを進む場合、
第1打は常にバンカーや池などのハザードがつきまとうので、
この危険物に果敢にいどむ勇気が必要になってくる。



この苦しみは次の段階で大きな楽となってあらわれ、
好スコアをプレゼントしてくれるわけだ。
逆に第1打で安全を求めるならば、次の段階では無限の危険性が含まれるともいえる。
ただ、この選択はあくまでも、自分の力を知った上でなければ意味がない。
井上誠一

(><)
ゴルフコースはこのような要素があるから、真っ直ぐなホールであっても難しいということが理解できます。



真っすぐなホールで距離も短くグリーンのピンも見えるホールなのにダボ、トリプルを叩いてしまうのは、真っ直ぐ打てないだけでなく、設計者側の意図を理解していないから、ハザードを絡めた罠にかかってしまうからだと思います。



このようなコースの基本的な知識は、ゴルフの上達には欠かせないのではないでしょうか?
ki銀次郎

練習は心の鍛錬である! (2015年1月29日 木曜日19:30)

ゴルフは急に上達くなる
ただし諦めなければ・・・

“釣れてよし、釣れなくてよし、春うらら”
こんな気持ちがゴルフには大事なんですね。




19:30
50球
3鉄×20 SW×30
玉置スクワット×80回 

ストレッチ30分
ダンベル(アームカール、ショルダープレス30×3セット)

1月、2月の目標は“素振り”なので、中2日おいて練習場へきました。



私もフツーのサラリーマン、、、、、今日は仕事と家庭に嫌なことがあり、
気持ちが充実しておらず、球に気持ちがこもらない(><)



これじゃ練習をしてもいい練習ができない。
バットも振らず、50球打って即撤退しました。
しかし、今できることはやろう!という精神は貫き、ストレッチとダンベルは実行。



きつい・・・・・心が折れそう・・・・・
人生はいろいろありますね~ToT/~~~
ki銀次郎

累計練習打球数:165,090

2015年1月29日木曜日

飛ばし屋に変身





プロコーチのブログに

“飛ばし屋に変身した友人”というタイトルで、理由はコーチを変えたことだとありました。
そしてスウィングをシンプルに考えること。と書いてありました。


私もまったく同じ考えです。
“スウィングをシンプルに考える”
同じことを正確に何度も復元することが、ミスショットしない
スウィングなわけですから、シンプルなほうがいいと思います。
そのお手本は王貞治さんの一本足打法ではないでしょうか。



足を上げている時間の長さは、打つ球によって違うものの、
右足を同じ角度、同じ高さにあげるというシンプルなもの。



野球のバッティンングフォームもゴルフのスウィングフォームも、
10人いれば全員ちがいます。
身長、体重、スポーツ体験、筋肉の量が違い、スウィングフォームも10通りになります。



止まっている球を打つゴルフの場合、思うように打てない。
本来は“シンプル”に着目すべきところを、
難しさのあまりグリップ、手首、コック、肘、リリース、腰、膝、背筋、頭などの使い方を、いいのか悪いのか詳細に情報が交錯しているような気がします。



しかも習ったところで本人のパフォーマンスを100%活かされている保証はなく、むしろ殺してしまっている方が多く感じられます。



「本人の体が振りたいように振る!」
私はこれが一番大切だと思っています。



またコーチの選択は非常に難しいと思います。
私はコーチに習っていませんが、コーチを選択する基準を述べてみます。



ゴルフの指導者を選ぶ場合
まず第一に社会人としての立ち居振る舞いのできる人間であること。
自分と同じような体格の人。(180cmセンチの人に160cmの人の体感は経験していないし説明できない。逆も同じこと)
正しいグリップを教えてくれる人。(唯一の道具との接点だから)
スタンスの論理をきっちり説明できる人(肩幅なんていっているコーチは何の根拠も持っていない)
ダメなものはダメとはっきり指導してくれる人。
ゴルフのマナー、エチケット、“心”を教えられる人。



練習場で拝見していると、ほとんどのレッスンプロは万人に同じことを教え、指導をうける側を客として扱い、練習前にボールを準備したり、練習後にはおしぼりを配っているようなレッスンプロを多く見かけます。



どうせレッスンを受けるなら、上達する“きっかけ”を与えてくれるような心豊かなレッスンプロに習いたいものですね。

ki銀次郎

しない生活(小池龍之介)

つながりすぎない、イライラしない
言い訳しない、せかさない、比べない


ときどきこういう文章を読んで、
自分をみつめなおす時間も必要かも?
ki銀次郎







~他人へのイライラは、その人と自分の煩悩の連鎖~


「これは許せないッ、イライラ」
私たちはいろいろなことで他人に対して腹を立て、心乱します。
では、相手の何がゆるせないのか冷静に分析してみますと、それは、相手の煩悩だとわかることでしょう。



たとえば「ネチネチした嫌な言い方をしてくるのがイラつく」。
つまり相手の「怒り」の煩悩が許せない。
「政治家や官僚が不当に私服を肥やしているのがイラつく」。
つまり相手の「欲望」の煩悩が許せない。



「いつもモタモタして、失敗してくれるのが不快」。
つまり相手の「愚かさ」の煩悩が許せない。



ここに挙げた「怒り」「欲望」「愚かさ」の三つの煩悩は、
仏教で心を分析するための基本要素です。



それをふまえますと、私たちが他人にイライラするとは、
「相手の怒り、欲望、愚かさに対して、我が怒りの煩悩が連鎖している」と言い換えることができそうですね。



私たちは他人の煩悩に対しては、ずいぶんと敏感に察知するうえに、手厳しく怒りを返すのです。



注意されると、イラッとして言い訳したくなるのも、注意する人の怒り、つまり攻撃性を察知しているから。
あるいは、約束を破られたり、嘘をつかれたりして腹が立つのも、
相手が欲望を優先しているのを察知するから。
他人の失敗が許せないときも、愚かさを察知するがゆえに、怒っているのです。



「許せないッ、イライラ」となるたびに、この連鎖を自覚することをお勧めします。



「なるほど、怒りに対して怒っているんだな」
「欲望に怒っているんだな」
「愚かさに私の怒りが連鎖しているんだな」などと。



原因と結果、つまり因果がわかれば、落ち着くはずです。
小池龍之介

(><)
先日、1日で3回も腹を立ててしまいました。
通勤で原付バイクを運転しているとき、温泉のレジに並んでいるとき、あともう一つは思い出せません。



腹を立てた瞬間、「自分は修行がたりないなぁ~」と反省はするものの、なかなか治らないものです。
自分が正しい、いや自分の方が正しいという気持ちを持っているからなのでしょうね。



腹を立てないで生活するように努力している毎日です。

ki銀次郎

2015年1月28日水曜日

不滅のゴルフ名言集(摂津茂和)

ゴルファーは技術向上にかけて
並々ならぬエネルギーを費やす。
それはゴルフ発祥の時代から変わらない。

ゴルフ上達における歴代の金言は

技術書以上に核心を突く。




“ゴルフほどごまかしやすい機会に恵まれた
ゲームはほかにない。
ゆえにまたゴルフほどその欺瞞(ぎまん)を
おかしたものが、はげしく軽蔑の眼で見られることも、ほかのゲームに例を見ない”
フランシス・ウイメット

(欺瞞=自分で自分の心をあざむくこと。自分の良心や本心に反しているのを知りながら、それを自分に対して無理に正当化すること。だますこと。)



フランシス・ウイメットが青年たちにゴルフをすすめるために書いた“Golf Facts for Young Peaple”(1921年)の中にある言葉である。



ゴルファーはみずからがレフェリーであるといっても、多いなかにはやはりこっそりと不正をおかしたり、スコアをごまかすものがいる。



だが、一度か二度は人眼をまぬがれても、
いつかは必ず人にしれるものだ。



そしてひとたび人に知れると、たちまちみんなにいいつたえられて、はげしい軽蔑の眼で見られるとともに誰からも相手にされなくなる。



USGAの初代副会長でゴルフの伝統擁護の旗手といわれたチャールズ・マクドナルドは彼の回顧録の中で次のように書いている。



「スコットランドでは、ゴルフで不正が見つかると、そのまま仲間はずれにされ、二度と一緒にプレーするものはなかった。この刑罰はいかなる法律的な制裁よりも厳しかった」



またおもしろいことには、アメリカではスコアをごまかすものを昔からフロッグ(Flog)と呼んでいる。



そのいわれは、1930年頃ルールの権威として知られたH・F・ラッセルが友人からスコアをごまかすものをなんと呼べばよいかときかれ、それはゴルフを裏切る行為だから、Golfを逆から読んでFlogと呼べばよいといったのがはじまりといわれている。

(><)
ルールを犯しスコアを誤魔化す人間は、いつの時代にも存在します。
スコアを誤魔化していったい何を得るというのだろうか?
得るものは何もないでしょう。



「スコアを誤魔化す=ゴルフを裏切る行為」
ゴルフをする資格などないでしょう。
一緒にプレーしている人に、ルールやスコアを誤魔化されてしまうと、
この人はこれが初めてではないのだろうなと思ってしまいます。



ゴルフはもちろん、実生活でもまずは自分を誤魔化さないように気をつけたいものですね。
ki銀次郎