プロも唸った
伝説のアマチュアが
やさしく寄せる
アプローチの極意を伝授
~チャコの感嘆物語~
1979年(昭和54年)「チャコのゴルフトリップ」というテレビ番組に中部銀次郎が出演した。
チャコこと樋口久子が中部とともに東京ゴルフ倶楽部をラウンドしながら、ゴルフ談義に花を咲かせるという趣向である。
その中で樋口は中部のパッティングを見て感嘆の声を上げている。
「中部さんのパッティングって簡単にポンポン打っちゃうんですね」
「それであんなに入っちゃうんだからうらやましいです」
中部が簡単に打っているように見えるのは、実は段取りがシンプルだからである。
驚くべきことに中部は
ラインをカップ側に回りこんで反対から読むということはない。
ボールの後方から一瞥(いちべつ)し、すぐにアドレスに入って打つ!
(一瞥(いちべつ)=ちらっと見ること。ちょっとだけ見やること。
だから傍目には非常に簡単に打っているように感じられる。
だが・・・・・
中部に言わせれば90パーセントが直感の勝負だという。
その直感を鋭敏に働かせるには、風景になじむことが大切だと考える。
風景になじむという作業は、すでにティグラウンドからはじまっている。
ティショットを放ちセカンドを放ちグリーンに上がっていく。
その一連の中で、風景になじみグリーンの傾斜を読み、ラインを直感する。
そうしたスムースなイメージのつながりを大切にするからこそ、
あえてカップ側に回りこんでラインを読むということをしない。
いや、むしろ反対側に回り込んで違う景色を見ることによって、
イメージを混乱させることを拒否しているのである。
「ゴルフは手前から、ライン読みも手前から」
「そう徹したほうが余計な時間も体力も消耗することはありませんし、ストロークもかえってよくなると思いませんか?」
チャコの感嘆をさらりと受け止めて、中部はそんな笑顔を浮かべていたのである。
中部銀次郎
(><)
さすがは中部さん!カップの反対側へいってラインを読むようなことをしないでもゴルフが上手いなんて、中部さんはゴルファーの
お手本ですよね。
なまじゴルフを長年やっていたり、シングルきどりをしてカップの周りを1周したり、ラインを読むのにやたら時間をかける人いますよね。
ゴルフはすべてにおいて時間をかけてはマイナスなんですねきっと。
しかし、“景色になじむ”この真意を詳しく聞いてみたいですね。
コースへ数多く行って、心も体も景色になじめるようにならないとゴルフは上手くならないのかなぁ~?
⛳ki銀次郎