朝、出勤前にFM横浜をきいていたら、
“現在志向バイアス”という言葉を初めて耳にした。
気になったので調べてみました。
~現在志向バイアス~
すぐに得られる報酬をあえて先送りにしなければならない時や、楽しみを後に取っておこうとする時などに困難を感じるこという。
ある有名な実験があります。
研究者は、子どもたちをマシュマロが置いてある部屋に入れ、自分たちが戻ってくるまでマシュマロを食べなければ、マシュマロを2個あげると告げて部屋を出ました。
どうなったと思います?
ほとんどの子どもが、マシュマロを食べてしまったのです。
どうやら人間には、まだ先にもっと良いことが待っていると分かっていても、目の前の利益を選択してしまう傾向があるようです。
老後の資金といった将来の目標に向かって貯金を続けることが難しいのは、このバイアスのせいです。
もしお金があれば、将来のためよりも、今日、おいしいディナーを食べに行きたいですよね?
現在志向バイアスへの対処法:
現在志向バイアスの大部分は「今すぐそれが欲しい」という感情からきています。
興奮や恐怖は、この感情を増長させます。
「本当に怖がっているときや、興奮している時は、前頭前皮質の機能が遮断される」ことが、研究からわかっています。
人間が本能のままに反応してしまうのを防ぐには、この「脳領域を活性化する必要がある」と、クロンツ博士は述べています。
感情的になっている時に、お金の使い方について決断を下す場合は、
気持ちを落ち着かせるために少し時間を取り、買い物について論理的に考えてみましょう。
それを買うだけの金銭的余裕はあるでしょうか?
その金額でその品物を買うことを、友人にも勧められるでしょうか?
「具体的な短期目標と長期目標を、セットにして持つのも効果的です」と
Taylor氏は述べています。
「たとえば私は、老後のために1ドル預金するたびに『楽しみ』と名付けた口座に50セント預金します」
~現状維持バイアス~
人間は普通、自分が知らない物よりも、知っている物の方を好みます。
たとえ知らない物の方が優れているとしても、です。
例えば、これまでずっとひとつの投資信託だけで確定拠出年金を運用してきた人は、ほかにもっと好条件の投資信託があったとしても、年金を別の投資信託に移すのに抵抗を感じるでしょう。
ストレスとはすなわち、「私たちが適応しなければならないあらゆる種類の変化そのもの」なのです。
とクロンツ博士は述べています。
現状維持バイアスバイアスの対処法:
脳はおそらく、あなたに誤った投資の選択をさせようとするでしょうが、ファイナンシャルプランナーは、あなたの所有する株式や債券に対して感情的な結びつきがないということを知っておきましょう。
クロンツ博士は次のように述べています。
「本能的な反応を信頼してはなりません。予測できる不合理な誤りを犯すよう仕向け、あなたを妨害しようとする力は、あなた自身の内にあるのです」
~自制バイアス~
私たちは自分が持っている誘惑に打ち勝つ力を過信してしまいがちです。
倹約を心がけている人でも、友達とショッピングへ出かけると、あるいは財布の中にクレジットカードが3枚入っていると、かわいらしい靴を見つけた瞬間、自制心はどこかへ吹き飛んでしまいます。
ここで問題なのは、私たちの自制心は有限なので、使い切ってしまう可能性があるということです。
Cunningham氏は、
「夕食の時に何かを我慢して、それからショッピングに出かけると、夕食を抜いた場合に比べて、自制心が弱まるかもしれません」
と述べています。
自制バイアスの対処法:
「自制バイアス」の罠にかからないコツは、意志力を枯渇させないようにすることです。
言い換えると、1日にお金の使い方について決断する回数が少ないほど、賢い選択がしやすくなります。
ですから自分にとって最も大切な目標のために確実にお金が回せるよう、「自分に対する支払い先に」考えるべきです。
大事な目標のための貯金と老後のための貯蓄を自動化しておけば、手もちの200ドルを確定拠出年金に入れるか、それとも夜遊びに使うかで迷う必要もなくなるでしょう。
(><)
現在志向バイアスにこう書いてある
「まだ先にもっと良いことが待っていると分かっていても、目の前の利益を選択してしまう傾向があるようです」
これって、グリーン手前、グリーン真ん中、を狙えば後からParといういいことが待っているのに、
ピンを狙ってバンカーに入れてしまったり、距離ぴったりの番手のアイアンで打ってグリーン奥につけてしまい、返しをミスしてダブルボギーを叩いてしまう。
現状維持バイアスにはこう書いてある
「人間は普通、自分が知らない物よりも、知っている物の方を好みます。
たとえ知らない物の方が優れているとしても」
パターやアイアンという道具を、勇気をもって今までの物とスペックの違うものに変えてみるとか、特にコースの攻め方なども自分では気づいていないが、毎回同じ攻め方をしている。
ここで思い切って変えてみるのも必要かもね!
自制バイアスにはこう書いてある。
「私たちは自分が持っている誘惑に打ち勝つ力を過信してしまいがちです」
「私たちの自制心は有限なので、使い切ってしまう可能性があるということです」
力を過信しがちなのは、傾斜のあるラフでウッドを使ったり、アイアンでいうならば1番手大き目でゆったり振る、ということができない。
自制心は有限だとあるが、中部銀次郎さんも同じようなことを言っていて、18ホールをプレーする間に「一喜一憂」する心の波もまた有限だと。
心に波風をたてず、淡々とプレーするということを唱えています。
ゴルフも人生も同じです。
現在志向バイアス、現状維持バイアス、自制バイアス、意識してみてはいかがでしょうか?
⛳ki銀次郎
0 件のコメント:
コメントを投稿