2015年1月16日金曜日

中部銀次郎のグリーン周り

プロも唸った
伝説のアマチュアが
やさしく寄せる
アプローチの極意を伝授




~ゴルフで一番おいしいところ~


ミステリー小説を読んでる途中で「犯人は誰なの?」と尋ねる人はまずいない。
登場人物との駆け引きを楽しみ、自分なりの推理を構築し、わくわくしながらクライマックスへとページをめくっていく。
その過程こそがまさに読者の醍醐味である。



ところがコースでは、
「キャディさん、このパットどれくらい切れるの?」
と容易に尋ねるゴルファーが少なくない。





そんなシーンにでくわすと、中部銀次郎は実に不思議な気持ちになるという。
なぜ自分で推理しないのだろう?



距離やアンジュレーションや芝目の読み、自分のタッチと相談し・・・
そうした思考のプロセスこそ、
ゴルフで“一番おいしい”部分なのに。



それを簡単にキャディに託してしまうなんて勿体なさすぎる。
第一訊かれたほうのキャディだって困るはず。



だが、それはあくまで自分の推理がまずあってのことでる。
なのに最初から犯人を教えてもらうかのように、「キャディさんこのパット・・・・・」と訊いていたのでは、たとえカップインしても感激は少ないはずだし、



いつまでたってもパッティングの感性は磨かれないのだ。



『ゴルフの一番おいしいところを存分に味わおう!』



ときに推理が外れても、
あるいはまた推理が正しくても、
技術が伴わず悔しい結果に終わったとしても、



自分で考え決断し、実行する過程の中にこそ、ゴルフの楽しみがあり、上達への道が潜んでいるのだから。
中部銀次郎

(><)
野球の選手が70m離れた相手とキャッチボールをして、相手の胸に投げることができるのは“感覚”でしかない。
ゴルフも“感覚”が重要で、コースでのすべてのショットを
“感覚の記憶”として残すことが上達には重要なのだと思っています。



その証拠が、1年間に100ラウンドしている人間は、さほど練習場通いしていなくても、そこそこのスコアでプレーできてしまうのがそれだと思います。



キャディさんやNAVIに頼るということは、“感覚”を養う機会損失を自ら望んでいるということでしょうか。

ki銀次郎

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