サー・マイケル・ボナラック
ゴルフ本来の姿を楽しむためには、マナーと礼儀をわきまえることが大切。
夏坂健
ゴルフは自分の性格が最悪の形で露呈されるゲームだけに、
まず求められるのが礼儀作法の数々。
気づかないうちに困ったプレーヤーになっていませんか?
これがゴルフマナーの世界基準です。
第5章 人間関係
~挨拶の快さ~
スターティングホールでのパーティの挨拶こそは、アイコンタクトを欠かせない。スタート準備の手を動かしながら、目を合わせない口だけの挨拶は失礼千万である。
こちらは目を向けているのだから、相手が目を向けてこないのは、無視にも等しい表現。目を向けて顔を向けてこそお互いの名前を覚えることができる。
わが国でこういうときの挨拶がスマートに行われないのは握手がないからである。握手をすれば自然と目を向け顔を合わせることになる。握手を習慣の中に入れよう。
~名前を覚え、覚えてもらう工夫~
初対面でもきょう一日付き合う友だちである。名前を早く覚えたい。自己紹介の後、なるべく早くその人の名を口にするとよい。たとえば「鈴木さん、今日は冷えますねえ」のように会話に名前を折り込む。
アイコンタクトを怠るために、初めの1、2ホールはスコアカードに書いた名前と顔とが一致しなくて困ることがあるはず。名前を間違えて呼ぶのはたいへん失礼。
かといってもう一度名前を尋ねるのもはばかれる。そんなときは、キャディにそっと聞くとよい。
覚え間違いをしないように、スコアカードのそれぞれの間前のわきに「コン」「グレ」「メガネ」などとメモするのも一策。
ウェアが紺の人、グレーの人、メガネを掛けている人の意味である。
自分の名前を覚えてもらうためには、自己紹介のとき、「おはようございます、鈴木です」と名乗り合うのは当たり前だが、タイミングをはからなければいけない。
声が同時では、互いに相手の名前が耳に入らない。アイコンタクトしていないからである。視線が合っていれば、相手が口を開こうとしていたら、こちらは聞くほうにまわるはず。
相手が名乗り始めたら黙る。相手が名乗り終わってから「鈴木です、よろしく」と名乗ればよい。また、最初のホールのグリーンを下りてから、スコアを告げる際、「鈴木ボギーです」と、ことさら明瞭に名前を言うとよい。
鈴木康之
(><)
このように簡単に思えること、やっているつもりのことほどできていないものなのだ。
また、スタート前にスコアカードに同伴競技者の名前を書かずにスタートホールを迎え、パットが終わりグリーンを下りてスコアを申告するときに改めて名前を聞くという苦い経験は皆経験していることであろう。
ここに書かれていることはなにもゴルフだけに限ったことではない。仕事上でも名刺をもらっているにも関わらず、商談に入ったらどっちの人がどっちの名刺の人なのか分からなくなることだってある。
名前を覚える習慣をつけておきたいものですね。
ki銀次郎
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