ボビー・ジョーンズが年間グランドスラムを達成した翌年、1931年に発売された日本初の本格レッスン書。
85年経った今も、その教えはゴルファーの心に響く
◆打球の完、不完の見分方
すべてのスターの打った球が完全であったか否かは、その人のフィニッシュ(Finish)によって定まる。
医学の法則に従うと、動作に正当な反動と不正当な反動があるそうだが、これをゴルフ、フィニッシュに適応すると充分了解し得られると思う。
パットや、ショートチップ(Short
chip)の場合は、手首と前腕とに限られているが、マッシー(Mashie)(注・現在の5番アイアン相当)のフィニッシュの場合は、クラブを土に打ち付けるから、自然、身体は前に、のめるし、フルスウィング(Full
Swing)のフィニッシュは、身体の重さを前方へ置換えねばならぬから、左足は突張られ、クラブは左肩の上に挙げられる。
上記のごときは自然の結果から来るものであって、如何なるショット(Shot)をしたかは、そのフィニッシュが自然であるか否か即ち反動の正不正によって見別け得る。
だからフィニッシュは、ショットの重要な一部を構成していることになる。
Don’t use a wooden club to get out of a bad lie.
悪いライからウッドクラブを使うべからず!
(><)
私も素人なりにフィニッシュには重きをおいていました。振り出した刀を、振り終えたら同じ場所にある鞘に納めるということを脳に覚えさせておけば、振り出しのヘッド軌道がずれた場合でも、同じ場所にあるフィニッシュという鞘に納める習慣さえもっていれば、途中でクラブヘッドは自然に軌道修正すると思います。従がってミスの幅が小さくなると私は思っています。
ゴルフ練習場で球を打っている人を見ていると、正しいグリップでクラブを振っている人はワンランク上、正しいグリップで打ってフィニッシュがとれる人は2ランク上のようなきがします。そしてフィニッシュがとれている人は、そこそこまともな球を打っていらっしゃいます。
ki銀次郎
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