今週のプロトーナメント
男子はアジアパシフィックオープン・ダイヤモンドカップと名前が変更されアジア太平洋地域の選手が集う大会となりました。
優勝は藤田寛之(45歳)
会場は茨城県の大利根カントリークラブ・西コースでした。
コースは松林でセパレートされ、グリーンは砲台を絵に描いたような超高速グリーンでした。
セーフティリードという言葉など一度も使えないほどの1打を争う攻防で、優勝は最後の最後まで誰の手に渡るかわからない状況でした。
特に上がり3ホールはプレッシャーの連続だったと思います。
そんな中でも最終ホールを、いつもと同じプレーをしてバーディを取れる藤田プロは強靭な精神力の持ち主ですね。
先週のANAオープンゴルフトーナメントで4年ぶりの優勝を果たした宮本勝昌は42歳でした。
両者ともにチーム芹澤と呼ばれる芹沢信雄の門下生です。
こういう結果を見てしまうと、芹沢信雄に「コーチの神髄」を感じてしまいます。
女子プロの方は、ミヤギテレビ杯・ダンロップ女子オープン・ゴルフトーナメントが宮城県利府ゴルフ倶楽部で開催されました。
優勝は酒井美紀選手でした。
酒井美紀プロは最終日トップと4打差の6位T、最終組の4組前からスタートしました。
私は最終組から4組も前でプレーして優勝するのは素晴らしいと思いました。
途中でリーダーボードは見るにせよ、相手は目の前にいないわけだから、本当の意味で自分との戦いです。
最後の最後まで全力でプレーすることに徹しているわけです。
トップのテレサ・ルー選手は15番パー3で池に入れてダブルボギー、
一方の酒井美紀選手は16番と18番でバーディをもぎ取った。
優勝には手が届かなかったけれど、16,17,18番の上がり3ホールをすべてバーディをとった渡邉彩香選手も素晴らしかった。
酒井美紀選手がプロとして素晴らしいと思うのは、全選手の中で一番多い87ラウンドをプレーしている。
予選落ちはたった2回だからなのだ。
「全試合に出場する」
予選落ちしようが全試合に出場する!
私はこれがプロスポーツ選手に課せられた使命だと思っています。
宮本勝昌、藤田寛之、酒井美紀、渡邉彩香、この選手たちに魅せられた
「あきらめないゴルフ」
私は自分に強く言い聞かせ、心に宿したいと思います。
ki銀次郎
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