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・どういうときでも絶対に強振しないような癖をつけてしまうのが、一番効果的だと、わたしは思う。それと同時に、コースとおなじような精神状況をつくってボールを打つ練習をすべきだと、私は思う。
・道具は365日、不変である。二日酔いもしなければ、風邪もひかない。ならば、その不変(普遍)なものをスタンダードにして、多少しっくりこないときがあっても、その道具のありのままの状態に自分を合わせてスウィングを作っていくべきではないか。「人間にクラブを合わせるのではなく、クラブに人間を合わせる」ということ。わたしのクラブ観はこれに尽きる。
・どうしてもボールがいつも通りにヒットできないのか、その理由がさっぱり自分ではわからない。理由がわからないから、とまどいもする。焦ったりもする。そのうち思考が自縄自縛におちいって、ゴルフが支離滅裂のまま一日を終えてしまうことも、決して珍しくはないのだ。
・得意なクラブより、苦手なクラブを作らない。練習していないクラブはコースで手にしたとき、不安な気持ちが出てきてしまうものです。スコアをよくしたいのなら、苦手なクラブをなくすこと。
・突然崩れるということは、技術上の問題以外の心の問題、これに尽きるんです。
・飛ばしの欲求を抑えたときに、ゴルフゲームが見えてくる。飛ばそうと思えば力むし、バランスを崩す。当たりが悪くなるし、たとえ当たっても曲がるのが落ち。飛ばなくていい、誰よりも飛ばなくていいと覚悟を決めることです。
・「飛び姿のよいボール」となるように打つ。力任せに振っていては実現できない。強く振れば振るほどスピンがかかってしまうからだ。ゆったりとフェースにボールを乗せて、真っ直ぐ運ぶように打つ。フェースに乗っている時間が長いから、方向性もよく飛距離も出る。
・ドライバーの飛距離は、あくまで平均飛距離(曲がってフェアウェイを外したものを含む)「あなたのドライバーの飛距離は?」と訪ねられて、『平均230ヤードです』と『平均』をつけて、尚かつ『ぐらい』をつけない人は上級者です。自分を十分わかっています。
・トラブルショットは100%成功するクラブをつかう。一か八かのショットは絶対にやりません。ゴルフいかにミスを減らすか。そういうゲームなのですから。
・トリッキーなホールはスコアの上で“悪しき平等”を強いるだけである。
・努力もしていないのに「勝ちたい」あるいは「負けたくない」という欲求が強い人ほど、ルールや数をごまかし、ようはスコアを優先するばかりに、手段を選ばず自分の一番悪い部分を露呈してしまう。
・どんな相手と一緒にラウンドしようと、心を乱されず平静にプレーできるようにする必要がある。
・どんなショットでも“無目的なショット”など1回としてないわけです。「意志が働けば気は身体より出ずる」
・どんな場合でもゴルフ場で大声を出すのは下品です。
中部銀次郎
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