2016年6月20日月曜日

涙の敗戦(ニチレイレディス)

ニチレイレディス(6月17日~19日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 新袖コース 6,569ヤード・パー72)

国内女子ツアー『ニチレイレディス』の最終日。単独首位からスタートし、史上初となるアマチュア2勝目を狙った勝みなみ。だが3連覇を狙う申ジエに逆転を許し、2位フィニッシュで涙の敗戦となった。


ローアマチュアとして表彰台に登場するが、悔しさから涙をこらえることができなかった勝みなみ。申ジエ、ペ。ヒギョンと最終組で回った勝は立ち上がりの1番でバーディ発進となったものの、「優勝という2文字が先走り、体がついていかなくて・・・。ショットがブレて最後まで苦しかった」と前半からおもうようなプレーができなかった。




普通のアマチュアならずるずると崩れていくが、勝は後半から気持ちを入れ直した。「3つボギーが来たときは“またボギーかぁ”という気持ちになりましたが、ギャラリーのみなさんが声をかけてくれたことで後半は2アンダーで回ることができました」と10番、11番の連続バーディを見せると14番で1つ落とすが「絶対に獲りたかった」という最終18番をバーディで締め、トータル9アンダー単独2位に順位をあげた。

優勝でのプロ転向、そして今季残り全試合出場という青写真「できるだけ早くプロになりたい。今回はチャンスかなって」と現時点での最速ルートは叶わなかった。

だが2年前にプロ転向していれば・・・という後悔の気持ちは沸いてこない。「(初優勝の4か月後)日本ジュニアに勝ったあとに“次勝てたらプロになろう”と。今は転向しなくて良かったと思う。日本女子アマのタイトルも獲れたし、史上初のアマチュア2勝目のチャンスもあるので」

2年前は無我夢中で戦ったなかで訪れた優勝。今回は首位を守る形で最終日を迎え、並々ならぬ気持ちで挑んでくる“元世界ランク1位”を迎え撃つ状況。しかも大勢のギャラリー、メディアから史上初の記録達成への期待を背負っての戦いだった。誰も経験したことがない緊張感は、15歳でプロ転向しなかったことで得られた経験だ。

次戦は『サマンサタバサ ガールズコレクションレディス』に出場予定。「出場できる試合は出たい。(そうすれば)もしかしたら優勝できるかもしれない」。勝みなみの記録への挑戦はまだ終わっていない。(ALBA GOLFニュースより)

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勝みなみ選手に驚かされるのは、インタビューの受け答えだ。とても賢い答えが返ってくるし、勝つことへこだわっていることがみてとてる。

今大会ではアマチュア2連勝という期待があったわけだが、崩れかけたバック9を連続でバーディをとり、最終ホールもバーディフィニッシュし単独の2位にしたところは、勝みなみ選手を更なる強い選手へ導いたきがします。

ki銀次郎

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