自分なりに精神的な制約を取り除く方法を考え出す。
それが練習の真の目的であり、上達するひとつの方法だと思います。
練習場ではそういう訓練をする。
訓練していけば必ずその方法は見つかります。
ムダ球を打たない効果的な練習方法とは・・・・・
中部流の奥義、ここに完結。
~中部の室内練習~
コースに出かけて練習ラウンドしたり、練習場でボールを打ったりする他に、中部銀次郎は自宅の室内でも練習を怠らなかった。
たとえば壁に額をつけてクラブを持たずに素振りをする。
「スウィング中に頭が突っ込んだり」
「前後左右に揺れたりしちゃいけないことは誰でも理屈では知っています。」
でもとことん体に覚え込ませるには何か工夫をしなきゃいけません。その工夫というのが壁に額をつけることだった。スウィング中に軸がぶれないとはどういう感覚なのか、また手の通り道が言外に身体に近いことなど、この練習を通じて多くのことが自然に体に染みついた。
この他にも中部が室内で練習していたことがある。
ふと気が向くとウェッジを手に取り廊下に出た。そこは絨毯が敷かれている奥の扉までほんの4~5メートル。
その距離をもっとも単純なピッチエンドランでアプローチした。繰り返し打ち続けた。中部ほどの技量の持ち主なら、壁に額をつけることもあるまい。
4~5メートルのピッチエンドランなど赤子の手をひねるより簡単に出来るだろう。だが中部はまるで初心者のようにこの基本訓練を怠らなかった。
「技術はサボると逃げて行きますから」
それも最も根幹の部分から逃げていくから・・・・・
それを手先でごまかしていると、やがて深い泥沼に落ち込むことを知っているから。
中部は思いつくと壁に額をつけて素振りをし、廊下でピッチエンドランを繰り返したのである。
中部銀次郎
(><)
さまざまな練習法や工夫をどこまで採り入れるかはあなた次第。鍛錬とは、いつでもどこでもできるけれど、なかなかできないのが鍛錬なのかも知れません。
ki銀次郎
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