キャディさんにおんぶに抱っこではなく
自分の推理力と判断力を総動員して
コース設計者と対話する。
そうすればゴルフはさらに楽しく、味わい深くなる。(中部銀次郎)
“フェアウェイバンカー”
「あちゃぁ~フェアウェイバンカーにつかまっちゃいました!」
『こういう場面から怒涛の大叩きに突き進むゴルファーが少なくあり ませんが・・・』
「キャディさん、残りの距離は?エッ、160ヤードもあるの!」
「それじゃ5番アイアンでも届かないかも・・・」
「4番も持っていくかな!」
『彼はあくまでもグリーンに乗せることで頭が一杯のようですが・・・』
『あの場面、私ならサンドウェッジのエクスポロージョンから発想します』
「中部さん、ガードバンカーでもないのにですか?」
『それでも残りより脱出最優先に考えるのが私の流儀です』
「そこまで徹底する理由はなんですか?」
『フェアウェイバンカーに捕まった時点ですでに“心に焦り”が生じ ていますから』
「なるほど、だからこそ楽々アゴをクリアできるクラブを選択するべ きだと」
『はい、しかもナイスアウトした後は“心に余裕”が生まれています から次のアプローチがうまく寄ってパーチャンス!フェアウェイバ ンカーから安全脱出を心がけたご褒美ですね』
『その1打のクラブ選択ひとつで、スコアは大叩きにもなればパーセ ーブもできるのです』
中部銀次郎
(>_<)
この文章を読んだ方の中には、
「狙えるときには狙えるクラブでチャレンジしなければいつまで経っても上手くならない」
こう思った方もいるのではないでしょうか?
それも間違えではありません。
しかし、日本アマ6勝もしている中部銀次郎さんがなぜこのようなことを言うのかを、これを機会に真剣に考えてもらいたい。
前項で掲載した林からの脱出も同様に、我々素人はバカバカしいと思えるほどの安全策をとる謙虚な気持ちを植えつけることが先決で、更にそれを行なう意志の強さを持つことで、18ホール、90打の中のミスを減らし、心を安定させることを“身につけよ”ということを中部銀次郎さんは教えてくれているのだと思います。
長年ゴルフをやっていて長いトンネルに入っている人や、以前よりもスコアが悪くなってきていると感じている人がいるならば、スウィングや道具のことを考える前に中部銀次郎語録を体に染み込ませてみてはいかがかな?
ki銀次郎
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