2014年1月16日木曜日

“飛躍”(大山志保 36歳の挑戦と覚悟)

2013年早春、宮崎・UMKカントリークラブで開催されたアクサレディスの
練習日である3月26日。
大山はアウトコースだけ練習ラウンドしたあと、場所を宮崎・フェニックスCC内の練習場へ移動し、調整していた。


トレーニング室で体幹と肩まわりを強化するトレーニングをこなしていた。
ぎこちない、体を制御できずとも懸命に取り組むゆえの不恰好さでトレーニングするかっこわるい大山志保を見た。


ゴルフをしている大山志保はかっこいい。
そして跳ねっ返りな、負けず嫌いの感じは、あの賞金女王を目指すと公言して驀進していた、2006年の夏とちっとも変わらない。


「もともとトレーニングをやってなかったわけじゃないんです。でも、
ここまで真剣にしっかりやるようにしたのは
『もう変わらないと』『もうダメでしょ』
っていう感じ。

『今年が勝負の年だな』と思っているんです」

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1~2月は左肩亜脱臼、ヨネックスレディスの練習日である6月4日に左肩があがらなくなり病院へ行く。
同ヨネックスレディスの1日目のティオフ前のバンカー練習で、左あばらを痛めて再び病院へ。
6月末に左腸腰筋を痛める。
大山自身が「もう駄目だと思った」


大山が「変えなくちゃいけない」と思っていたひとつは、身体のケアと強化だった。
抱えていたひじの怪我を乗り越えて、身体をまずは整えて戦おうと臨んだ年だった。


大山は勝てそうで勝てない試合が続いた。
最終日、最終組で回った試合が6試合を数えていた。


それでも大山には発見があった。
マスターズGC初日の17番。長めのパー3。
「あそこで気づくことができたんです」


試合を見に来てくれていた兄に
『姿勢が悪い』
と言われたことを思い出して。


『大きく構えてみようかな』
と思ったんです。
それがいい姿勢だったみたいで、ボールも真っ直ぐ飛んでいった。
「これか、と思いました。そうしたら18番で打つのが楽しみになって」


大山は2006年の夏に、通り道にゴミが落ちていたら必ず拾うと言い、
その理由を
「カミサマが見ていてバチがあたる」と表現しました。


そんな大山は、みごと地元宮崎でリコーカップで2年ぶりの優勝を果たした。
2013年は発見の年、2014年は“飛躍の年”
大山は1年の初めに、達成すべきことを紙に書き、
それを自分の部屋に貼り出す。
「2013年はリコーカップで優勝する」と書き実現して見せた。


「目標を持つことは大事。上を見て続けていくこと。
『優勝したい』ってずっと思っていたら頑張ってこられました」
(大山志保)

(>_<)
苦しみや努力は本人にしかわかりませんが、諦めないで努力を続けることの大切さは、いつもトップアスリートから学びます。

“ゴミを拾う、神様が見ているから”
中部銀次郎さんや石川遼選手が洗面台をきれいに拭いてくるとか、古市忠夫プロもゴルフ場にかぎらずゴミを拾って歩いているそうです。

ゴルフを究めた人はみんな“次の人のため”を常に考えて行動しているのが共通点のような気がします。
もちろん私も見習っています。
ki銀次郎

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