“中部銀次郎の攻め方、狙い方”

キャディさんにおんぶに抱っこではなく

自分の推理力と判断力を総動員して

コース設計者と対話する。

そうすればゴルフはさらに楽しく、味わい深くなる。（中部銀次郎）

“良縁を結ぶ”

「あちゃ！ディボット跡、せっかく会心のティショットだったのに。ついてないよな、きっとミスしちゃうな」

「うわっ！やっぱり」

「えっ、中部さんもディボット跡？」

銀次郎は文句ひとつ言わずにアドレスに入っていく

「ナイスショット！」

「中部さんはディボット跡につかまっても何も思わないんですか？ついてないな･･･とか、先に行った奴が埋めてないのがいけないんだとか」

『腹を立てても仕方ありませんから』

「でもこんな広いフェアウェイでわざわざディボット跡につかまっちゃうなんて･･･」

『おっしゃるとおりです。こんな広いフェアウェイでわざわざディボット跡につかまった、これは何かの縁だと思うんです』

「縁？」

『ですからこの縁をできることなら良縁にしたいと』

「でもディボット跡ですよ？」

『はい簡単には打ちこなせないライだということは覚悟の上です。ダメでもともと気持ちを楽にして臨めば案外ナイスショットが出たりするものです。そのときの満足感は、いいライから打ったときとは比べものになりません』

『そんな喜びを与えてくれたのもディボット跡につかまったおかげ、そう考えれば私も嬉しいしディボット跡だって喜んでくれんじゃないでしょうか･･･』

中部銀次郎

中部は行く先々のライと良縁を結びながら１８ホールをラウンドしていたのである。

（＞_＜）

腹をたてるな、冷静でいろ！人生だって同じだ、笑顔でいろということですね。

ｋｉ銀次郎