ゴルフバッグはパスポート。
友達の輪が広がった。
ゴルフと出会えた幸せに感謝!
鈴木康之
1985年の日本経済新聞スポーツ面に「ぐりーん・さろん」といコラム故・金田武明さんが書いておられた。
その中の『古老の叱言』という一編から~
世界の名コース、ぺブルビーチにスコットランド人のピーター・ヘイという名物プロがいた。
「他人のボールマークも直せ」
「君が来たときよりもいい状態にしてコースから立ち去れ」
と教える人であったという。
“Fix
your ballmark and another”
つまり球の衝撃によるグリーン上の損傷(ボールマーク)は、自分のもの以外に他人のものも直せということである。
anotherは自分以外の一つだけという意味ではない。
多いほどいい。
ピーター老の「他人のボールマークも直せ」には深い意味がある。
ボールマークに気を配る人ならフェアウェイの他人のつけたディボットマークも直すだろうし、バンカー内の他人の足跡も直すだろう。
そうするとゴルフ場全体が生き返ること請け合いである。
ピーター老はそういうことのすべてを要約して
「君がきた時よりもいい状態にしてコースから立ち去れ」
といった。
コースとはそういう場で、人間とはそういうものなんだよ、という教えである。
このあと金田武明さんの解説は
「家庭、企業、社会、国家でも同じで、次代の繁栄を願うのが人間のロマンなのではないか」
ピーター・ヘイに関するものは書物もなにも見つからず、この古い新聞の切り抜きだけだった。
以来、好きなゴルフがますます好きになっただけでなく、ゴルフとのつきあい方にはっきりした姿勢がとれるようになった。
スコアがいくつだといって喜怒哀楽を楽しむゴルフから、人とつきあうゴルフのほうへ、ゴルフコースとつきあうゴルフのほうへ、グイグイと傾斜していった。
鈴木康之
(>_<)
私はゴルフは下手くそですが、中部銀次郎さんにはじまり、古市忠夫さん、夏坂健さん、鈴木康之さんの本を読みながらゴルフに入っていったので、自分ではゴルフコースとつきあうゴルフのほうへいっているつもりです。
私はゴルフ抜きにしても、この人たちの本に出会えて本当によかったと思っています。
私の残りの人生もゴルフに舵をとってもらいながら、優しく正しい方向へと導いてほしいと思っています。
感謝、感謝!
ki銀次郎
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