発祥から現代まで540年間の
名スピリッツ100選
レッスン書にはない
ゴルフの原点を味わってみたい人に
(マイケル・ホッブス編 夏坂健 訳)
“一握りの箴言しんげん”(ホレス・ハッチソン 1886年)
もし、あなたの同伴競技者が手に負えないバンカーにつかまったとき、侮蔑の態度で彼を見下ろし、大声で打数を勘定してもルール違反ではない。
確かに彼の打数が増すにつれ、見るものの快感も増すだろう。
しかし、それをする前に、あなたもサンドアイアンを用意するにこしたことはない。
間もなく彼と同じ状況に陥るはずだから。
自分のパットが、グリーン上の何かの障害物に阻害されて入り損ねた場合、それを指差して喚(わめ)く癖はなおさなければいけない。
よく似た条件下、うまくパットを切り抜けて相手からすると、聞くに耐えない言い訳に映るだろう。
さらに、いま失敗したばかりの男が、グリーンの状態について文句をつけると、何か含むところがあると受け取られがちである。
ゴルフでは際限なく苦痛が続くときがある。
すべての悪運が我が身に振りかかり、やることなすこと裏目ばかり、いっそ家に帰ろうかと思う日もある。
何かに八つ当たりしたい状況下に相手がミスをする。
即座に己の苦しみを相手の失敗に被せて、いい気味だ、と思うのは正しいことではない。
次のことも覚えておいてほしい。
よいゴルファーであることは、聖人君子でいろということではない。
寛容で礼儀正しく、思いやりの心さえあれば、
実社会で生涯かけて得る尊敬以上の大きな尊敬を、
いとも簡単にコースから手に入れることが出来る。
これもゴルフの功徳の一つなのだ。
(ホレス・ハッチソン 1886年)
(>_<)
侮蔑(「しんげん」見下してさげすむ、軽蔑)
寛容(心が広くて、よく人の言動を受け入れること)
相手のミスを喜んだり、自分のミスに言い訳したり、
ゴルフをすると本当に自分を裸にされてさらされてしまいます。
気をつけなければ・・・・・
ki銀次郎
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