前項で紹介されていた“モダン・ゴルフ”を紹介しましょう。
世界中で「ホーガン・グリップ」と呼ばれたグリップの基本中の基本です。
この時代にここまで詳しく書かれたゴルフの本はなかったらしく、
この本に感謝をしているゴルファーは数知れず・・・・・
これを機会にご自分のグリップを検証してみてはいかがでしょう。
ki銀次郎
モダン・ゴルフ(ベン・ホーガン)
よいグリップは両手が一体となって動く。
左手の甲を目標に対して向け(クラブはアドレスの際におかれるのと同じようにして)クラブを次のように左手へ当てがいなさい。
左手1
左手2
(1)シャフトがてのひらの内側の根元にある筋肉のふくらみの
下へ押しつけられ、
(2)そのシャフトはまた人差指の第一関節を横切るようにおかれる。
右手1
次にシャフトに人差指をからみつけたまえ。
そうすると、その指の筋肉とてのひらの筋肉とだけで
クラブを支えることになるが、これでクラブを持ち上げることもできるし、十分にしっかりしたグリップを保つこともできることがおわかりだろう。
そこで、こんどは左手を閉じたまえ。
ただし、親指を据えるのは一番最後がよろしい。
これでクラブはまさにあるべき形におさまったことになる。
正しいグリップを築きあげるこの手順がしっかり身につくために、1日に5分か10分つづけて1週間、それが第二の習性となるようおさらいすることをすすめたい。
右手の正しいグリップを達成するには、まず手をいっぱいにひらき、てのひらを目標に向ける。
(左手はすでに正しく握られているので)
次に、右手の中へクラブを、シャフトが4本の指の第一関節を横切り、明確にてのひらの下方になるようにおく。
右手のグリップはフィンガー・グリップである。
力点の大部分をつかさどるべき2本の指は中指と薬指である。
さて、右手の指の中にクラブをしっかりと保持できたら、ただそのまま左親指を右手で包みこめばよい。
ベン・ホーガン
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