キャディさんにおんぶに抱っこではなく
自分の推理力と判断力を総動員して
コース設計者と対話する。
そうすればゴルフはさらに楽しく、味わい深くなる。(中部銀次郎)
“ゲームプラン次第でスコアは大幅に変わる”
スクラッチプレーヤーのスコアを、あと一つ縮めるのは容易なことではない。
しかし80台プレーヤーを70台に持ってゆくのは至難の業ではない。
まして90台や100台プレーヤーにおいてスコアを大幅に改善することなどいたって簡単だと中部銀次郎はいう。
『ただしゲームプランを持っていればの話しですが・・・、
たとえば400ヤードのパー4で、素晴しいティショットを放ち、
残りが200ヤードをわずかに切ったとしましょう。
あなたはセカンド
ショットをどうしますか?』
「そりゃもちろんスプーンで2オン狙いますよ!」
「打てないことはないんですから、私だってスプーンぐらい!」
「そうそう!ボクも過去に忘れられない快打もあるんですから!」
『こういうチョイスをしたとたん、すでにスコアを失っているんです!なぜなら皆さんがスプーンでナイスショットする確立は10発に
1発いや20発に1発程度、すなわちきわめて確立が低いわけですから・・・“やってみなきゃ分からない”
この考え方こそゲームプランの対局です。
スコアなんかどうでもいいとおっしゃるならスプーンを
振り回すことも止めやしません』
『それじゃもう一度伺います。200ヤードをわずかに切った
セカンドをあなたはどうしますか?』
「俺だったら、5Wか7Wで花道に運ぶかな」
「私はウッドよりアイアンが得意だから4Iあたりで花道狙いだな」
「ボクはいっそミドルアイアンで残り50ヤード近辺に持っていくのもいいかななんて思ったりして・・・」
『皆さん正解です。小さな目標に向って難しいクラブを振り回すより、安心できるクラブでそこそこターゲットを狙ったほうがミスの
度合いは遥かに少ないからです。そういうゲームプランを心に描きながらラウンドすれば、やがてスコアがアップし、心にゆとりが生まれスプーンでグリーンを狙える日もやってくる・・・』
ゴルフとはそのようにして進歩していくものなのです。
中部銀次郎
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