2013年9月30日月曜日

“中部銀次郎の攻め方、狙い方”

キャディさんにおんぶに抱っこではなく
自分の推理力と判断力を総動員して
コース設計者と対話する。

そうすればゴルフはさらに楽しく、味わい深くなる。(中部銀次郎)
“次善を求めて最善を尽くす”

コース攻略を考えるとき中部銀次郎は常に“次善”のルートを探していた。

たとえば右ドッグレッグのホールで、コーナーぎりぎりに
ティショットを打っていけば、それはベストかもしれない。

しかし私はそこに危険性を感じてしまう。
ほんの少しでもルートを外せば林やOBに打ち込む恐れがあるからである。
つまり最善のルートは最悪のゾーンと隣りあわせなんです。

それなら最善でなくても次善のルートがあるのではないか。
少々遠回りでもフェアウェイの真ん中に打ってゆく。
それが少し右に押し出したら結果オーライのベストルート。
左にズレてもセカンドでグリーンが狙えます。

次善のルートには危険が少ない。
だから穏やかな気持ちで、おおらかな気分でショットができます。

次善のルートを見つけること、それは
“最善を捨てる”
ことである。

その次善ルートに向ってベストを尽くすこと。
それはある意味ひどくストイックな覚悟を要する作業である。
中部銀次郎

0 件のコメント:

コメントを投稿