2015年4月1日水曜日

不滅のゴルフ名言集(摂津茂和)

ゴルファーは技術向上にかけて
並々ならぬエネルギーを費やす。


それはゴルフ発祥の時代から変わらない。
ゴルフ上達における歴代の金言は

技術書以上に核心を突く。




~ゴルフの要素は不公平にある。不公平にぶつかるのは、あなただけでなくほかのものも同じであることを忘れてはならない。これこそがゴルフの真の公平なのだ。あなたがなすべきことは、コースの改良ではなくあなた自身のプレーを改良することだ。~
ジョン・ロウ


ゴルフのロウ・メーカー(立法者)といわれたジョン・ロウ
ゴルファーのなかには、自分の腕前も考えずに自分が所属するコースのバンカーがむずかしすぎるからもっとやさしく改良せよとか、グリーンのアンジュレーションが大きすぎるからもっと平坦にせよなどと苦情をいうものが案外に多い。



だが、広大なコースではいかに手を入れてもそういう不公平をなくすることはもともと不可能で、誰もが同じように不公平にぶつかればそれは公平と同じことだといったジョン・ロウの言葉は正しい。



かつてイギリスのコース設計家のトマス・シンプソンの言葉にも、
「ゴルフはダッファーであろうと名手であろうと、すべてのものにまんべんなく希望と喜びと怒りと悲しみとを与えるすばらしいゲームだ」
というのがあるが、これはとりもなおさずジョン・ロウの言葉と同じ意味にほかならない。



同時にこれはゴルフ・コースに、でこぼこした複雑な荒地(Moorland)を選び、できるだけ自然のままの状態を好むイギリス人の伝統的な考え方で、たとえば早打ちの名手として知られたジョージ・ダンカン(1920年全英オープン・チャンピオン)も、
彼の回顧録“Golf at the Gallop”(1951年)のなかで、こう書いている。




「ゴルフは非常によいショットをしても、それが非常に悪いライになることがある。だが、それがゴルフ・ゲームなのだ。私はまっ平らで、なめらかで、自分が打ったボールが悪いところへはねたり、曲がったりすることがないようなコースはきらいだ。人々はあまりにも公平ということを語りすぎる」
ジョン・ロウ

(><)
夏坂健さんの本にこんなことが書いてあった。
あるゴルフ倶楽部のメンバーたちが、OB杭が多すぎるのでOB杭を取り除いてほしいと要望し、1つのホールだけOB杭を取り除いたら、以前のOBゾーンへ球を打ちこんでしまうと、なかなか脱出できなくてスコアがひどく崩れ、1週間もしないうちにメンバーたちはOB杭をもとに戻してほしいと言いだしたという話。



OBに打ち込んだゴルファーは、しかめっ面をしたり、ため息をついたり、嘆く者もいる。
我々のような下手くそゴルファーにとってOB杭の本当の意味は救済してくれているということを誰しもが忘れているのです。



私たちのような下手くそゴルファーがOBへ球を打ったときは、
「お~ラッキー!」
こう叫ぶべきなのである。
ki銀次郎

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