2015年4月24日金曜日

九州の雄・尾家清孝が語る(週刊パーゴルフ Vol.17)

距離感はプレーヤー自身が判断すべきもの。



ゴルフは「距離感のゲーム」とよくいわれます。
距離感が合わないとスコアがまとまりにくいことは、経験を通して十分に認識されているでしょう。
距離感というのは非常に気まぐれなもので、夏と冬では距離の感覚がまるで違ってきます。


コースの表示する距離と、自分の見た目の距離感のジャッジが一致しないことも多々あります。
私自身も実際の距離は残り150ヤードなのに、145ヤードくらいに見えたり、160ヤード以上もあるように感じたりすることはよくあることです。


そんなときは自分の感じた距離のほうを信じて打つようにしています。

グリーンが近くに見えたらクラブの番手を下げ、
遠くに見えれば場所を上げるのが基本のパターンです。
結果的にショートしたり、オーバーしたりしたのなら、自分の距離感の判断ミスだったということが分かります。
              

「ピンまで残り何ヤード?」
とキャディさんに聞いてばかりいる人がいますが、


ゴルフは距離感のゲームである以上、距離のジャッジはプレーヤー自らが行うべきだと考えます。


距離感のイメージづくりを実践することが、ショットのイメージづくりにつながるのですから、距離感のジャッジを愉しむ心を持っていただきたいと思います。



弾道の高さを思い描けば、距離感が合いやすくなる

私が距離感をどうつくっているかというと、弾道の高さでイメージします。

ホールのロケーションを見て、自分がどういう球を打てるのかをまず考えます。
そして、ボールがピンの手前に落ちて、カップインするシーンを思い描きます。


つまり、アイアンショットもアプローチ感覚なのです。
練習場でも、あそこに打つと目標を決めたら、どういう球を打つかをイメージします。

弾道の高さが大事なわけで、放物線の頂点を見るのです。
距離感を平面で考えるのではなくて、高さを思い描く。

私は普段からそういう練習をしていますし、これまでもそうしてきました。

グリーンの奥が開けていれば遠くに見えたり、グリーン奥が林や森になっていたら、近くに感じるなど、錯覚が生じるケースもよくあるでしょう。

それはグリーンを平面として見るために、周囲の景色に溶け込んで距離感が分からなくなるからです。

その点、放物線でイメージする習慣をつけると、こうした錯覚に惑わされにくくなります。

グリーンが近くに感じようが遠くに見えようが、
放物線をイメージして放物線の頂点の高さと頂点までの距離を決めると、距離感が合いやすくなるのです。

これによって、ボールの初速や打ち出し角のイメージが浮かんできて、持つクラブが決まります。

放物線の高さを思い描くことで、距離感のジャッジの愉しみ方が大きく変わるのです。
尾家清孝



(><)
ゴルフをやる以上は距離感を養う必要があります。
スコアの全ては自己責任ですから・・・・・


「ピンまで残り何ヤード?」
ピンまで50ヤードを切っているのに、キャディに距離を聴いているプレーヤーを見たことがあります。


グリーン上では、「フック?スライス?カップ2個分?」
しつこくキャディに聞くプレーヤーがいます。


400ヤードも離れたところかた打ってきて、グリーンを読んで最後の1打をカップに沈めるのがゴルフの醍醐味だということをお忘れになっているようです。


ホールにヤード表示も無くて、フェイ途中にも残り150、100、50ヤードを示す目印の木などまったく無いホールを、自分の目測とコース戦略でバーディをとった場合と、すべてキャディに任せて自分はボールを打つだけでは、同じバーディでも嬉しさがまったく異なるであろう。
ki銀次郎


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