フジサンケイクラシックが今年も川奈ホテルゴルフコース(富士コース、6,367ヤード・Par72)で開催されました。
優勝者は、待望のニューヒロイン藤田光里(20歳)
藤田光里に栄冠をもたらしたのは“最後まで諦めない”気持ちだった。
昨年、史上初となるファイナルQTを1位&新人戦優勝という鳴り物入りでツアーに本格参戦した藤田。
ニチレイレディスでは2位、日医工女子オープンでは3位に入るなど、期待に違わぬ活躍で賞金シードを獲得した。
迎えた2年目だが初戦から好不調の波が大きく成績が安定しない。
開幕戦では2日目に“69”を出すも最終日に“76”
4月のヤマハレディースオープン葛城でも、初日4アンダーと2位スタートを切るも、3日目にまさかの“83”で優勝戦線から脱落どころか予選通過者の中のワーストスコアでラウンド。
その時に大江順一キャディからあることを説かれる。
「途中で諦めては駄目。最後まで一生懸命戦わない。“藤田光里はいつか崩れる”って周りから思われてはゴルファーとして良くないし、“自分もいつか崩れる”と思うと本当に崩れるようになっちゃうよ」。
それを聞き、改めてヤマハレディスでのプレーを「本当にもったいないことをした」と反省。
翌週のスタジオアリス女子オープンからは新たな目標を3つ掲げた。
・気持ちで負けないこと。
・ボギーを打っても切り替えて笑顔でラウンドする。
・途中で挫けることなく3日間アンダーパーで回ること。
すると今までのような“大叩きの日”はなくなり、首位で最終日を迎えた同大会では、前半2オーバーも諦めずに後半5つのバーディを重ねて2位に。
次のKKTバンテリンレディスでは初日25位と出遅れたが、そこで諦めず4位フィニッシュと見違えるようになった。
そうして迎えた今大会。
優勝争いをする中、チャンスを決めれなくても、ボギーを叩いても笑顔で踏ん張った。
「良い位置で最後まで諦めなかったのが今回優勝できた理由だと思います。挫けそうになったけどキャディさんから“ここで折れなきゃ良いこともあるかもよ”と言われてなんとか堪えられた」。
その言葉通り、頑張った藤田には神様から大きな大きなご褒美が送られた。
先週の試合の後、藤田はブログにこう綴っている。
「その週の自分の目標をクリアすること。それが今の私に出来ること」。
自分のやるべきことを見失わずに掴んだ悲願の初優勝。
それは精神面の成長がもたらせた栄冠だった。
(><)
地上波のテレビ中継が終了したのが午後3時、BSフジでは4時まで特番が組まれていました。
ゲストとしてスタジオに招かれた藤田光里プロへの質問があった。
「北海道は雪で冬場は練習すらできにくい環境ですよね。先週優勝した菊池選手も北海道の出身です。藤田プロはなぜ北海道を出なかったのですか?」
こういう質問に
ジュニア時代の大会での出来事、順位表をみながら他の選手が口にした一言「北海道の選手に負けてる」という言葉だった。
そうか北海道の人間はそう見られているのかと思い、悔しいから北海道を出ずにプロで優勝できる選手になろうと思ったそうです。
ハングリーという表現はいろいろな形がありますが、スポーツの場合にコンプレックスはそうとうなエネルギーになることは間違いありませんね。
私も下手くそだというコンプレックスを胸に、もっともっと努力しようと思います。
ki銀次郎
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