2015年4月14日火曜日

平常心のコツ(植西聰)

「乱れた心」を整える93の言葉
おだやかな人生を生きたいあなたに。

植西聰




~非難されたことを「ありがたい」と思う~

※非難を受け入れてみると、「それも一理あるな」とわかってくる




自分の意見を頭ごなしに否定されるようなことを言われた時こそ大切なのは、平常心ではないでしょうか。


冷静さを保って、「それでは、どの点が『くだらない』というのか、具体的に教えていただけませんか」と、相手に問いかけてみるのがいいと思います。



相手はいろいろな意見を述べてくるでしょう。



その相手の言葉の中には、きっと「なるほど。そういうことも、言われてみれば一理ある」と、うなずけるものもあるのではないでしょうか。



それに気づくことができれば、自分はひとつ得をしたとも言えるのです。
改善点を見つけ出すことができれば、さらに自分のいいアイデアが浮かんでくるかもしれません。



他人から否定的ことを言われることに平常心で対処することは、このように自分を成長させることにつながるのです。



感情を乱して怒ったり、落ちこんだり、投げやりになったとしても、自分にとって得になることはないと思います。
植西聰



(><)
人間は誰でも自分の意見を否定されると腹の立つものです。防衛本能を備えているからか、自分を正当化したがります。むしろ他の意見を聞き入れないことのほうが多いのではないでしょうか。



頭に血が上っていて「それでは、どの点が『くだらない』というのか、具体的に教えていただけませんか」などと言えたものではありません。



「なるほど。そういうことも、言われてみれば一理ある」と思えることが自分の成長を促すだと思います。



日曜日の朝8時からTBSテレビのサンデーモーニングという番組の中で、元読売巨人軍の張本勲氏がカズことサッカー選手の三浦和良(48歳)に対し『もうお辞めなさいよ!』と発言したという。


それに対して世間はネット上で張本氏に大変批判的であった。
しかし当の本人は、「もっと活躍しろと言われているんだなと思いました。『これなら引退しなくていいよと言わせてみろ』と(張本氏に)言われているんだな」というカズ本人から返ってきた答えは感謝の言葉だった。



「僕が子供のころに巨人に来たんですよね。長嶋さんが引退した後にどんな人が来るんだろうと注目していた。王さんと組んでものすごい活躍をしたことを覚えている。背番号10番だったよね」
と少年時代の記憶にあこがれのプロ選手だったことも明かした。



そんなスター選手からの辛口コメントだからこそキングは正面から受け止めた。



「あこがれのスポーツ選手に言われるのは光栄です。激励だと思いこれからも頑張ります」
三浦和良

 

まさしく非難されたことを「ありがたい」と思うの手本である。
見習わなくては・・・・・



張本さんのような人間は日本の財産だと私は思う。その張本さんの苦言を謙虚な気持ちで包み込んでしまった三浦和良選手は本当に素晴らしい人間だと思います。



中学3年のとき、進路を書く書類に「第一希望ブラジル」と書いて担任の先生に叱られた三浦選手。
恩返しにとブラジルの“キンゼ・デ・ジャウー”には三浦選手が寄与したサッカーグラウンドがあります。グラウンド名“KAZU”という名前がつけられている。
ki銀次郎

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