オリンピック選手に聞きました。
ここ一番のプレッシャー、どうやって乗り越える?
~やり直しなしの『一本通し』の繰り返し~
森末慎二(男子体操)
僕の場合はメダルを期待されていなかったのでプレッシャーを感じることなく競技に入れたのですが、鉄棒の演技が進み、金メダルが見えてきた時はさすがに緊張しました。
プレッシャーを跳ね除けるものがあるとしたら、それは練習しかありません。ある時から「手を挙げる」というルーティンを練習に取り入れたのですが、これが役に立ちました。
試合では、審判が旗を挙げると演技者が手を挙げて、そこから演技がスタートします。
そこで、練習でも同じように手を挙げて始めるようにしたのです。これを僕らは「一本通し」と呼んでいました。
一本通しの日は失敗したらそれで終わり。やり直しはしません。これを繰り返すことで集中力を高め、覚悟を決めていきました。
手を挙げる動作は、通常の練習とは違うんだという気持ちの切り替えの合図にもなりました。
ゴルフの練習も、ただ漫然と打つのではなく、自分にプレッシャーを与えて「ここは右OBだ」「左が池だ」と1打ごとに状況を設定し、違う球筋のボールを打つようにしています。
数多く打って、身体に覚えさせることが自信につながるのだと思います。森末慎二
(><)
そうなんですね、練習場と試合会場のフィールド環境が大きく違うのはゴルフだけなんですよね。だから練習場の環境をいかにコースに近づけて自分にプレッシャーを与えて練習できるかが重要なんだと思います。
ki銀次郎
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