2016年8月25日木曜日

銀メダルではダメですか?とメダリストが魅せるガッツポーズ!

銀メダルではダメですか?

すべてのメダリストは幸せに違いないが、どの選手の幸福度がより高いかを調べた心理研究がある。最も幸福度が高いのは金メダリスト、次いで銅メダリスト、3番目が銀メダリストだ。銀メダリストは決勝戦で敗れて金メダルを逃した悔しさが残るが、銅メダリストは多くの選手のなかからメダルに届いた達成感が強い。選手の幸福度はメダルの色ではなく、順位の相対的な関係にあるようだ。
「銀メダル画像」の画像検索結果
今回のリオ大会を観ても、銅メダルに輝いたウエイトリフティング女子48キロ級の三宅宏美選手や卓球男子シングルスの水谷隼選手、カヌー男子スラローム・カヤックシングルの羽根田卓也選手など、銅メダリストの歓びに満ちた表情は素晴らしい。96年ぶりにメダルを獲得した男子テニスや卓球女子団体など数多くの種目で、次の東京大会での一層の活躍が期待される成果だった。

選手にとってメダル獲得は、これまで重ねてきた血のにじむような努力と練習が結実した瞬間だ。結果は一瞬でもそこへ至る道のりは果てしなく長い。目標として金メダルを目指すのはもちろんだが、結果として獲得したメダルには金・銀・銅の違いはないように思う。メダリストたちはメダルの色に関わらず眩しいばかりに輝いている。日本代表選手のみなさん、本当にお疲れさま、そしてありがとう。
ニッセイ基礎研究所


メダリストが魅せる“ガッツポーズ”
メダルを獲得した瞬間に全身に溢れる歓びが「雄叫び」となり、腕を高く突き上げたり、握りこぶしを引き寄せたり、高く飛び跳ねたり、天を仰いで床に倒れ込んだりと、さまざまなガッツポーズとなって表現される。
テレビが伝える歓喜の瞬間の映像は、日本で観戦するわれわれに計り知れない感動を与えてくれた。
萩野公介=金(競泳男子400m個人メドレー)
試合後のガッツポーズを巡ってはさまざまな意見がある。米国メジャーリーグでは、ホームランを打ったときの過大なガッツポーズはとらないという不文律がある。
日本でも、特に柔道や剣道のような対人競技では、「敗者への配慮」が重要だと考えられ、全日本柔道連盟は試合終了後のガッツポーズを控えるよう指導しているという。
リオ大会柔道では、勝利の瞬間に派手なガッツポーズをしながら畳の上を駆け回る選手がいた一方、男子73キロ級の金メダリスト大野将平選手は、優勝を決めた後も畳から降りるまで歓びの表情を見せることはなかった。
『対戦相手に敬意を払う』という自らの競技スタイルへのこだわりだ。試合後のインタビューでも、『柔道という競技の素晴らしさ、強さ、美しさを伝えられた』と語っている。
柔道は『礼に始まり礼に終わる』とよく言われる。今大会の男子100キロ超級1回戦で、エジプト選手がイスラエル選手との試合後の握手を拒否したことが、フェアプレイ精神に反するとされて帰国処分を科された。
オリンピックの商業主義化が進み、『勝って、メダルを取ればよい』とする風潮も垣間見られるなかで、スポーツのフェアプレイ精神の原点に回帰することはきわめて重要だ。
メダリストたちのガッツポーズは、選手たちの長く苦しい競技生活のすべてが集約されたものだ。だからこそ多くの人の魂を揺さぶり、大きな感動をもたらす。
その表現方法は選手一人ひとり異なり、それがフェアプレイ精神に反したり、観客に対して不快感を与えない限り、どんなパフォーマンスも素晴らしい。
2020年の東京オリンピックでは、「柔道」というお家芸を持つ開催国らしいガッツポーズも期待したい。4年後にメダリストたちが魅せる“ガッツポーズ”が、今から楽しみになる。
(><)
私も現役時代に自分がファインプレーしたときは、ど派手に“ガッツポーズ”をしていました。その目的は自分のチームに勢いをつけること、相手チームを意気消沈させるのが狙いでした。

しかし、ゴルフ(個人競技)をするようになって考え方が変わりました。同じ舞台に上がって戦う相手もまた、死に物狂いで練習し努力してきた人間なんのです。その相手を目の前に勝利したからといってガッツポーズするのは“フェア”に思えなくなりました。

自分をここまで連れてきてくれたのは相手(ライバル)だと感謝し、讃えあうことこそ同じ舞台の上で唯一できる二人だとおもいます。世界一のひのき舞台で地球全体のファンに見せるのであれば、そこにいる二人にしかできない行動(讃えあう)をお見せするほうがカッコいいと私は思います。

命を懸けて戦った者同士の抱擁だったり、握手だったり。ガッツポーズのような身勝手なポーズは決して最高峰の舞台には似合わないような気がします。相手と道具も体もコンタクトしない競技なら大歓迎ですが。

ki銀次郎

0 件のコメント:

コメントを投稿