オリンピック選手に聞きました。
ここ一番のプレッシャー、どうやって乗り越える?
~追い詰められて出せた9.8~
塚原光男(男子体操)
3回出場した中で最もプレッシャーを感じたのがモントリオール大会。団体総合5連覇がかかった決勝で2人の選手が棄権し、残るは5人。
決勝は上位5人の特典で競いますから失敗もケガも許されません。最終種目の鉄棒の最後の演技者が私です。あの時はさすがに足が震えました。
支えになったのは、常に同じ手順で演技に入る練習をしていたことでした。
滑り止めの粉をつける時は演技の手順をシュミレーションして成功した瞬間をイメージし、「これでよい」と声に出して臨むといった方法で、それを2カ月繰り返してきたのです。結果9.8点を出してソ連に逆転、5連覇を達成できました。
最後は「あれだけ練習してきたのだから」と開き直ったのも功を奏したと思います。
もう怖いものはないでしょうと言われますが、現役引退後、競技ゴルフに目覚めて大会に出場した時、緊張のあまり見事に空振りをしたことがありました(笑)
以来、ルーティーンを励行し、ポジティブに考えるようにしています。「外したら予選落ち」よりも「入れたら決勝に行ける」と思ったほうが楽にストロークできますから。
(><)
この当時はルーティーンという言葉はなかったと思います。塚原選手はそのルーティーンを自然におこなっていたんですね。
私も今日の練習からルーティーンを大切に練習しようと思います。
ki銀次郎
0 件のコメント:
コメントを投稿