1901年、日本で最初に造られたのが六甲山の「神戸ゴルフ倶楽部」(このときはまだ4ホールで、9ホールになったのは2年後)である。造ったのは、当時神戸に住んでいたイギリス人貿易商アーサー・ヘスケス・グルーム、日本在住のイギリス人がプレイするためのものだった。
神戸ゴルフ倶楽部で、本国のゴルフをしのびながらプレイを楽しみはじめたイギリス人たちが、雪にとざされる冬の間、我慢しきれなくなり、山を降りて東灘区に造った4ホール。これが鳴尾の前身で、のちに場所も移し本格的な18ホールに発展していったものだ。
鳴尾ゴルフ倶楽部では、会員をメンバーと言わず、誇り高く「社員」た称している。全部で1,000人ほど、「社員」になるには50歳以上でなければならないし、会員券も市場で売買されていないから、大金を積めば会員になれるというものではない。
つい最近になって、親子の間の移譲も相続も認めなくなったので、社員になりたかったら、何年もウェイティング・リストに名を連ねたうえで、理事会の厳しい審査を待つしかないのだ。
いうまでもなく希望者は目白押し、その中から1年に10人ほどが晴れて「入試」できる。このプライドの高さのおかげで、空前のゴルフ会員権高騰の時期にも、投機の対象にならずにすんだのはご同慶の至りである。
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以前、ゴルフネットワークで鳴尾ゴルフ倶楽部を紹介する番組を拝見したことがあります。この手の番組はコース戦略とかコース景観を紹介する内容は多いが、ここに書いたような会員以外は知らない、いい話をもっともっと紹介してくれたらと思う。
相模原ゴルフクラブは、会員同士は“○○さん”と呼び合い、○○社長とか○○会長などとは呼ばない。会員は平等だからという話を聞いたことがあります。
そして相模原ゴルフクラブのホームページには以下の言葉が記されている。
そして相模原ゴルフクラブのホームページには以下の言葉が記されている。
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