ゴルフは何でこんなに難しいのだろうか?私自身もそう感じることが多い。
時には「俺って運動神経がないのかな」なんて落ち込むこともある。
ゴルフが“なかなか上手くならない”あるいは“上手くなるのが遅い”ということは「練習方法が間違っている」という答えしか浮かばない。
改めてゴルフの練習方法をみつめなおしてみようと思う。
私は高校2年に夏の甲子園に出場した硬式野球部に所属していましたので、バッティング練習のすべてを振り返ってゴルフにあてはめてみようと思った。
野球はバット、テニス・卓球はラケット、剣道は竹刀、ゴルフはクラブ、
“振る”という動作を行なうスポーツの練習で共通しているのは
「素振り」
私たちアマチュアゴルファーはいったいどれだけ“素振り”をしているだろうか?練習場で球は打っても素振りを何百回も何千回も真剣にやっているだろうか?
高校野球部時代の練習を思い出してみると、1日の練習でフリーバッティングの打席に立てるのはたったの2回。ストライク6球分、三振2回したらその日のフリーバッティングはお終い!
三振はしたくない、ヒットを打って目立ちたい!必死にボールに喰らい着く。
このたった6球を打つチャンスで結果を出すために、
自宅で毎日何百回も“素振り”をする。
ゴルフの上達も球を打つ回数より“素振り”の回数を増やす練習をする必要があるのではないだろうか?
プロ野球選手のホームランバッターでも、首位打者を取るアベレージヒッターでも、間違いなくいえることは、フリーバッティングで打った球数よりも圧倒的に“素振り”の回数の方が絶対に多いはず。
“トスバッティング”
野球の場合、10mくらい離れたところから緩い球を投げてもらい、
その球をバットの芯で捕え、相手が取りやすいようにワンバウンドで返すという練習が私の時代はトスバッティングと呼ばれていた。
スウィング自体はボールにヒットしたら力を抜いてしまう。完全なフォローはとりません。
相手にワンバウンドで返すために、ダウンスウィングを繰り返しながら、左脇を絞めるバッティングフォームが完成される。
ゴルフの場合のトスバッティングはハーフショットがそれに匹敵するような気がする。
ということは練習場でハーフショットの練習を、フルショットの練習よりも多く
練習してスウィングフォームを固めていく必要があるのではないだろうか?
更に、野球のバッティングの場合は、バットを構えた(アドレス)場所が
バックスウィングのほぼトップから始動をする。(厳密には少しのバックスウィングは行なわれています)
ゴルフの練習に置きかえたならば、アドレスの状態からクラブをトップの位置に構え、そこからクラブを始動させてハーフスウィングをして球を打つ練習がトスバッティングということになります。
“バント練習”
野球にはご存知の通り“バント練習があります”
ピッチャーの全力投球する球を、バットをスウィングしないで当てて、
球を殺して転がすのです。方向は1塁・3塁線の5mくらい先を狙って転がすので、ゴルフならアプローチかな?
バントはスウィングをしないけど、ゴルフでいちばんスウィングが小さいのは
アプローチ練習ではないでしょうか。
もしくはもっと小さいスウィングならばパッティングだろうと思う。
“ゴルフ練習方法の結論”
スウィングの小さい=簡単、単純 なスウィングから身につけることが理想的ではなかろうか。
大人になってからゴルフを始めた人間は、「ドライバーさえ真っ直ぐ飛べばそこそこのスコアが出る」そう思い込んでいる。
練習場で見かけビギナーのほとんどは、必死になってドライバーを振りましている。
「小さな動きからだんだん大きな動きを覚えていく」
という簡単で単純な動きの順番を無視したことが、ゴルフの場合大きなつけとなり上達を遅くしているような気がします。
練習の順番は以下の通りに考えるべきかもしれません。
小スウィング(バント練習)
ボールを中心に左右30cmのパッティングかアプローチのような小さい
スウィングを繰り返す。
中スウィング(トスバッティング)
最初からクラブをトップの位置に構えてハーフショット、ハーフスウィング
を繰り返す。
大スウィング(フリーバッティング)、
1球1球真剣に、狙いを変える、クラブを変える。
また、ミスショットを気にしないで100%のフルショットをすることも大切ではないでしょうか。
“おまけ”
スウィングを2分割して、ボールを境にバックスウィングからトップ、トップからインパクト(ボール)を1のスウィングとし、
インパクト(ボール)からフィニッシュまでを2のスウィングとしたならば、
1と2のスウィングスピードを同じスピードで振ること、振れる体がゴルフをする上でとても重要だと感じています。
最重要事項は実行!
ki銀次郎
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