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なぜ、アイアンの番手数字が大きくなるにつれ、ボールの位置を右足寄りにするのだろうか?
過去に読んだ本やゴルフ週刊誌でレッスンしているコーチなどは、5番アイアンを打つときのボールの位置を体の中心とするならば、番手が少なくなるにつれてアドレス時のボールの位置は、ボール半個分ないし1個分ずつ右側に移動しつつ手前にも移動するという説明は見たことがあります。
しかし、その根拠のほとんどはクラブが短くなりロフト角が寝てくるからという理由以外に読んだことも見たこともありません。
今回の河井良二プロの説明はとても貴重な説明だと感心させられましたので、公表させていただきます。
ボールの位置はドライバーから9番アイアンへと次第に右に寄っていきます。
ボールが右によるのはクラブが短くなるからと一般的に考えられているようですが、クラブの長短と右よりになるボールの位置は関係ありません。
そのいい実証例を紹介しましょう。
45インチのシャフトに47度のロフトということは、ドライバーのシャフトにピッチングウェッジを取り付けたクラブをこしらえ、
ボールを左(ドライバーの位置)に置いて打ってみました。
ボールは始めから約45度の角度で左へ飛んでいきました。
次にそのパターンで右より(ピッチングウェッジの位置)のボールを打ってみました。
ボールは始めから右へ約45度の角度で飛んでいきました。
ボールの位置が右寄りになるのは、この実例からも分かるように、
実はロフトの変化によるのです。
ロフトが多くなるにつれ、ボールがフェースを滑る時間は多くなります。
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