キャディさんにおんぶに抱っこではなく
自分の推理力と判断力を総動員して
コース設計者と対話する。
そうすればゴルフはさらに楽しく、味わい深くなる。(中部銀次郎)
“心の電池”
1日のラウンドでプレッシャーに耐えられる心の要領は誰しも似たようなものである
換言すれば、ゴルファーはみな似たり寄ったりの「心の電池」を
引っさげてティオフしているのである。
だからこそ出だしからあまり波風を立てたくないというのが、
中部銀次郎の考え方である。
バーディ、ボギーの山あり谷ありのラウンドより、
穏やかにパーを繋げるゴルフのほうが「心の電池」の消耗度合いは
少ないからである。
そのためのティショットは距離を望むより、フェアウェイキープを
心がける。
セカンドはピンに劇的に絡めるより、グリーンセンターに運ぶ。
パターを手にしたら、がっついてバーディを狙うより、2パットでよしと心のゆとりを持って打つ。
では「心の電池」はどこで使うのか?
誰しも18ホールのうち3つや4つは苦手なホールがあるものです。
そこで銀次郎は心の電池を使う。
神経を集中し、ボギーを叩かないように細心の注意を払う。
1ショット、1パットに心のエネルギーを傾注するのだ。
それが上手くいったとき・・・
無事パーで切り抜けられたとき・・・
不思議なことに「心の電池」は消耗するどころか再びチャージされているのである。
するとそのあとのホールの流れがよくなり、好スコアに繋がるのである。
ところが多くのゴルファーは、出だしから全てのショット全ての
ホールに100点満点を望んでしまう。
それが達成されないとガッカリする。あるいはトラブルに巻き込まれると、スーパーセーブを夢見て無謀なギャンブルを繰り返す。
そのようにしてやがて「心の電池」を消耗し尽くしてしまう。
挙句いわゆるプッツンを起こしてしまうのである。
暑さで集中力の切れがちな夏のゴルフこそ、18ホール全体の流れを考え「心の電池」のキャパシティを計算してゴルフをすることが、
なお一層大切になるとは思いませんか。
中部銀次郎
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