『次世代へ正しいゴルフマナー継承』
マナーの実行は、ゴルファーのコースへの感謝と愛情。
あとからくるほかのゴルファーへの友情である。
ki銀次郎
“グリーンフォークの使い方”
ボールマークの修復は、凹みをただ平に戻せばいいのではない。
芝の根を切らないで、というのが条件である。
そのためのグリーンフォークの使い方がある。
1 かき寄せ式が原則。
修復の方法は芝の種類や凹みの深さによって多少異なるが、原則は図a、bのような芝のかき寄せ式がよい。土砂を横移動させるから、地中の縦方向にのびている芝の根を切らないですむ。
2 かき寄せ式の要領
グリーンフォークをボールマークの外側に、やや外側傾斜に差し込み、凹みの中心へかき寄せる。
周囲3、4方向ぐらいからかき寄せ、芝がグリーン面よりほんの少々盛り上がり気味になったら、パターのソールで平におさえる。
パターが手もとになくて、靴底で踏みおさえる人がいるが、パターでやるようにうまくフラットに、入念には仕上がらない。
だから、グリーンに上がるときにはパターを手に持つように心掛けたい。
“ボールマークの修復”
ボールがグリーンにダイレクトにキャリーして乗った場合、グリーン上にあなたのものが二つあると考えよう。
ボールとボールマーク!(ピッチマーク、ボールの落下跡)である。
“傷つけたものは直せ”
硬いボールを空中高く飛ばしグリーンに落としたのだから、その衝撃でグリーン面が凹んだと思うのが当然である。
自分が傷めた跡が、グリーンに上がりながら気にならないようでは、ゴルファーとして気づきの能力に欠ける。
ゴルフ規則第一章で
「球で傷つけたパッティンググリーン上の損傷も、必ず入念に修復すべきである」
と義務づけられるまでもないことである。
“直す道具を持て”
バンカーでサンドウェッジとレーキという二つの道具が必要なように、グリーンでも二つの道具が必要。
ボールにはパター、ボールマークにはグリーンフォークである。
グリーン上には自分のボールマークを修復しない忘れ物が多い。
なぜ忘れるか。
パッティングという次のスリリングな仕事に気がとられてしまうからだと想像するに難くないが、それよりもっと大きな理由がある。
そもそもポケットにグリーンフォークを持たずにプレーする不用意である。
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