2015年12月1日火曜日

竹林隆光の間違いだらけのクラブ選び

棒はどこにでも落ちていた。道具を手にした人類と、
道具をついに使わなかった類人猿。棒を手にした者が勝ちを収めた。

しかし、それが手に余る巨木であれば、どちらにも、意味はなかったはずだ。

使いこなせる技術と、使われる道具の間に、一つの必然性があるのだ。
第1章:シャフト選びの注意すべき点(アイアン編)

◆キックポイントがたった2センチ違っただけで、弾道は大きくかわる。

いくつかあるシャフトの要素のなかで、ボールの弾道に最も大きな影響を及ぼすのがキックポイントである。



一般に、“手元調子”とか“先調子”とか言われているものだ。
つまりシャフトのしなりが最も大きなポイント位置である。


ところで、いちばん誤解されているのは、その位置の差だろう。
先調子はシャフトの先端寄りが最もしなり、手元調子はそれよりずっとグリップ寄りがしなると思われているようだ。



しかし実際には、先調子と手元調子との差は2センチ程度しかないのである。


具体的な例を上げると、たとえばツルーテンパー社のダイナミックは、しなりの頂点がシャフトの先端から、約470ミリのところにある。



そして、それよりも先調子のプロフィットが450ミリくらいである。その差は約20ミリだ。


ついでに言うなら、プレシジョンシャフトは約467ミリくらいの位置に頂点があり、ほぼ、ダイナミックに近い。
一般にライトスチールと呼ばれているシャフトも、ほとんどこれと同じ位置にある。




さて、わずか2センチほどのキックポイントの差だが、これが実際の弾道には非常に大きな差となって現れるのである。


上級者ほどの差がハッキリと出るものだが、先調子のほうがボールが上がりやすく、手元調子のほうが上がりにくいことはいうまでもないだろう。



そこで注意しなければならないのは、シャフトの長さを調整するときだ。
たとえばグリップの方を切ると、そのぶんだけ先調子になるということである。逆に先端をつめれば、それだけ手元調子になるわけだ。


ところが実際にそんなことを無視して、「Sを先端いっぱいに使ってください」とか「Rを先端でつめてください」というような人が多い。
こんな場合はキックポイントも変わってくるということを頭に入れておかなければならない。
竹林隆光

(><)
まったく誤解していました。
手元調子というのはグリップ先端から2~3センチくらいのところがキックポイントだと思っていました。


アマチュアは道具にも技術にも勝手な思い込みがあり、それのほとんどは間違って覚えていることのほうが多い。


だからこそこれをきっかけに道具も技術もしっかり正しいことを学ばなくてはならないと思う。
ki銀次郎

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