成田美寿々のメジャー初優勝
ワールドレディスチャンピオンシップ・サロンパスカップ
(5月8日~11日、茨城県・茨城GC西コース)
この大会3日目の11番グリーンで、
首位を走っていたフォンシャンシャンがボギーパットの構えに入ったところ、
傾斜によって(重力の影響で)球が動き、
ゴルフ規則18-2bに基ずき1罰打が課せられた。
フォンシャンシャンは成田美寿々と最終日最終ホールまで優勝争いを演じ、1打差2位に終わっただけに不運なペナルティとなった。
(週刊パーゴルフ Vol.20)
この判定について、
「ルールが変わったアドレスした後に球が動いても罰はつかないのでは?」
と思った読者もいるだろう。
実際、2012年の規則改定を受け、
プレーヤーが球を動かす原因となっていないことが分かっているか、ほぼ確実な場合は適用しない、との例外規定がつけ加えられている。
「2012年の規則変更により、例えば突風が球を動かしたことが明らかであれば、罰なしに球は新しい位置からプレーしなければならない、となりました。
しかし、アドレス後に、重力そのものにより球が動いた場合は、局外者や自然現象が球を動かしたことにはならず、プレーヤーが球を動かしたものと見なされる、とあります。
この点を、勘違いしないようにしてください」
フォンシャンシャンの場合、競技委員を呼んだが言葉の壁もあり、時間がかかると判断され、ゴルフ規則3-3を採用。
動いた球とリプレースした球の2球を打ってホールアウトし、アテスト前にモニターで検証を行った。
その結果、斜面によって球が動いたと裁定され、
リプレースした球を採用して1罰打となったのだが、
「このケース、仮にリプレースせずにそのまま打っていたら、同規則の違反により2罰打となるところでした」
《日本プロゴルフ協会・専門競技委員の飯田雅樹氏》
(週刊パーゴルフ Vol.20)
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