キャディさんにおんぶに抱っこではなく
自分の推理力と判断力を総動員して
コース設計者と対話する。
そうすればゴルフはさらに楽しく、味わい深くなる。(中部銀次郎)
“中部が自分に禁じたショット”
ゴルフがそこそこのレベルに達すると、ゴルファーという生き物は様々な球を打ち分けたくなるものである。
「見て見て俺のドローボール!それよりこっちのパワーフェードはどうよ!」
インテンショナルなスライスやフック、高い球や低い球。
だが中部は長い競技生活を続けていく中で、
ふと・・・・・
気がついたのである。
実際のラウンドでインテンショナルにボールを操る場面など
ほとんど皆無に近いことを・・・・・!
まれに木を巻いてグリーン狙おうとした時など成功の確率きわめて低く、
逆にスコアを崩すきっかけにしかならなかったことを・・・・・
それらの経験の積み重ねから、中部はひとつの結論を導き出した。
インテンショナルボールを操ることを
“自分に禁じよう!”
なぜそこまで?という質問に中部はこう答える。
『自分のゴルフにとって一番大切なものは何か・・・と突き詰めていくと、おのずからその結論に辿りついたんです』
中部のゴルフにとって一番大切なものそれは1ストロークでも少なくラウンドすること。
ならば少しでもミスの起こる可能性のあるショットは一切禁じてしまえばいい!
味も素っ気もないないほど単純にして明快なこの論理こそが中部の強さの秘密であり、
多くのゴルファーの盲点にもなっているのである。
中部銀次郎
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