成田美寿々選手はこの日プロ2度目の最終日最終組だった。
トップのフォン・シャン・シャンとは2打差のスタート。
成田美寿々選手は1番ホールのティショットの前に帽子のつばを右手でしっかり握り、3方向へ一礼をしてスタートした。
コースへ向かって一礼!
右側のギャラリーに一礼!
左側のギャラリーに一礼!
コースへ向かって一礼!
右側のギャラリーに一礼!
左側のギャラリーに一礼!
プロのメジャー戦の最終日、最終組、大勢のギャラリーの前で一礼するのはとても恥ずかしいかもしれない。
一礼しないでスタートしても誰にも後ろ指はさされない。
しかし一礼してスタートしていくということは、コースに対してそれなりの思いをもって臨んでいる証!
一礼しないでスタートしても誰にも後ろ指はさされない。
しかし一礼してスタートしていくということは、コースに対してそれなりの思いをもって臨んでいる証!
そんなプライドを捨てることが出来て人間として自然にプレーができたのだと思う。
このような仕草はアマチュア選手にはよく見られるが、プロの選手にはあまり見受けられない。
そしてメジャータイトルを手中にした。
最終18番ホールのグリーン上で50cmのウイニングパットを沈めてメジャーというビッグタイトルの優勝を決めた成田美寿々選手。
優勝した瞬間、同じ組の選手やキャディと握手を交わしたりハグをし、その後は我をわすれて喜ぶ選手がほとんどをしめる。
しかし、成田美寿々選手はグリーンエッジに直立し、コースの方向を向いて帽子をとり深々と一礼をしていた。
そういう人間に成長した成田美寿々選手にゴルフの神様は微笑んだのだと思います。
2年前に初優勝、その時の優勝インタビューでは
「2勝目もすぐできそう」そんな気持ちの表れが言葉となって口に出ていたことを私は鮮明に覚えている。
そんな成田美寿々選手は昨年シーズンは優勝どころか上位にも顔を出すこともなかった。
きっとその悔しさが人間としての成長を促したのだと思う。
お父さんは「プロといっても金銭感覚はOLさんのように」という方針を掲げる厳しい方。
あの一礼はお父さんに指導されたのかなと勝手に想像しています。
一見アスリートに見えて天性の体格にも見えるが、
オフシーズンは400mダッシュを8本、100kgのバーベルを担いでスクワット、体幹を鍛え、きついトレーニングを重ねてきた。
練習はウソをつかない!
一生懸命に頑張ったら必ず神様は微笑んでくれる。
プライドを捨て正直にゴルフと向き合ったからこその優勝だったと思いました。
成田美寿々選手、ほんとうに優勝おめでとうございます。
成田美寿々選手、ほんとうに優勝おめでとうございます。
ki銀次郎
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