2014年3月17日月曜日

“中部銀次郎の攻め方、狙い方”

キャディさんにおんぶに抱っこではなく
自分の推理力と判断力を総動員して
コース設計者と対話する。

そうすればゴルフはさらに楽しく、味わい深くなる。(中部銀次郎)

“アンプレヤブルは罰ではなく救済である”

「ついてないよ、木の根っこだよ!まったくあと50センチ横ならグリーンだって狙えたのに。こんなときどうしたらいいんですか?中部さん」

『ルールの温情に身を任せたらいかがですか』

「ルールの温情?!」

『アンプレヤブルを宣言するんです』

「そんなことしたら1打損するじゃないですか?いやですよこんなところでペナルティくうなんて!」

『でも考えてみてくださいそんなところでクラブを振りまわしたらどうなるかを・・・シャフトが折れちゃうかもしれませんね』

『それに脱出するのに何打かかるか見当もつきません・・・つまりラウンド続行するのに不可能な状況にいるわけです』

『ルールブックが頑なに“あるがまま”を主張していたら、あなたの今日のプレーはそこで中断せざるを得ないかもしれないんです』

『でもアンプレヤブルの条項があるおかげで、たった1打払うだけで再びプレーに戻ることが出来るんです』

『そう考えればアンプレヤブルを宣言するのに腹が立つどころか、むしろ感謝の気持ちさえ起きてくるんじゃないですか?』

『そんな気持ちで次のショットに臨めば・・・』
中部銀次郎

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