サー・マイケル・ボナラック
ゴルフ本来の姿を楽しむためには、マナーと礼儀をわきまえることが大切。
夏坂健
ゴルフは自分の性格が最悪の形で露呈されるゲームだけに、
まず求められるのが礼儀作法の数々。
気づかないうちに困ったプレーヤーになっていませんか?
これがゴルフマナーの世界基準です。
第4章 前日・当日
~装いの基本~
◆決まりを知らずに出掛けるな
プレーヤーは自分の好みや判断よりも、そのゴルフ場の決めごとを尊重しなければならない。
ゴルフ場は紳士淑女がお互いを信頼し、
その上で共通の楽しみを味わう
共用の場である。
メンバー制のゴルフ倶楽部になると、その意味合いはさらに強くなり、楽しみとゴルフへの思いをともにしようという人々が会員になって、それ相応の資金を出し、エネルギーを使って維持・運営している世界である。
いわばコースはメンバーたちの「家」である。
メンバーは主人でビジターは訪問者である。
客ではあるが、よそ者である。
この違いをメンバーもビジターも、厳しく認識しなくてはならない。
この認識の有無を問われるのが社交のセンスと作法である。
さまざまな考えの人がゴルフを平等にプレーするために、ゴルフ規則という決めごとがあるように、
さまざまな考え方の人がゴルフの場と時を快適に共用するために、ゴルフ作法がある。
そのひとつが、服装に関する常識としての
不文律と、成文規定である。
不文律(暗黙のルール、暗黙の掟)
服装規定(ドレスコード)に関する環境を考えるために、決めごとの重要度の高い順にコースの種類を並べてみよう。
運営上おおよそ次の5段階がある。
① 会員が運営の主体となり、伝統や格式を重んじる由緒あるメンバー制ゴルフ倶楽部。
② 会員が運営の主体だが、会員以外にも開放的な一般的なメンバー制コース。
③ メンバー制だが、パブリック的な色彩が濃いコース。
④ パブリックコース。
⑤ 地方自治体などが運営するムニシパル(住民のためのパブリックコース)。
服装をはじめ諸事に関して、決めごとの重みは①ほど重く、⑤へ寄るほど個人の自由度が増す。
自由度が高い③④⑤でも、服装はまったく自由なのではない。
健全な心をもった紳士淑女のスポーツの場である以上、それ相応の身だしなみがある。
他のプレーヤーへの配慮をとくに重んじるゴルフの世界では、
ひとりの愉快より、誰かひとりの不愉快のほうが重い。
身だしなみもまた規定より良識で考えるべきものだろう。
鈴木康之
(><)
メンバーさんはゴルフコースが自分の「家」だと書かれているが、自分の「家」だからと横柄に振る舞っているメンバーさんの方が多く目につくことがあります。
コースは自分の家の「庭」に相当するのではないでしょうか。
ならばコース内のゴミを拾ったり、目土をするのは当たり前なのに、できていないプレーヤーが目立っています。
目土はキャディの仕事だと思っているのでしょうか?
(目土に関しては、まれにプレーヤーにさせないゴルフ場も存在します)
また、コースを大切にするのにメンバーもビジターも関係ありません。
ビジターならなおさらお客様として相応しい行動をとらなければなりません。
コースという大切な場所を借りているのだから。
ドレスコードにしても、ジャケットに革靴は当然だと思いますが、ドレスコード違反やエチケット違反しているメンバーさんやビジターを注意できないゴルフ場こそ、勇気をだしてエチケット向上に努めていただきたいと常々感じております。
ki銀次郎
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