プロも唸った
伝説のアマチュアが
やさしく寄せる
アプローチの極意を伝授
~入れごろ外しごろ~
日本アマを6度も勝った中部銀次郎でも、入れごろ外しごろのパットが決まらない日があった。
そんなとき中部はどんな手立てを講じたのだろうか?
ラインをつぶして強めにヒットするとか、
あるいはジャストタッチで流し込むストロークに切り替えるとか・・・
「いいえ、自分から仕掛けることはしませんでした」
「あえて言うなら私は待ちました」
何を?
「グリーンになじみ、やがてタッチが合ってくるのを」
「1センチショートしたとか、ボール半分切れたなどというのは、技量や精神力で左右できる世界ではないというのが、中部の考え方である」
「さっきショートしたから、今度は強めになどとヘタに小細工すれば、かえって自分の覚悟が混乱するだけである」
だから待つ!
自分の感覚とその日のグリーンがフィットするまで、ひたすら待ち続ける。
それでも1日中外し続けたら・・・
「その日はそんな日なのだと、天の配剤だと思って受け入れます」
入念にラインを読み最善のタッチで打つ。
それでも入らない時はある。
1メートルのパットは外すには十分な距離なのだ。
「それに外れた結果だけにとらわれると、やがて心が怯えに蝕まれる」
“入れごろ外しごろ”が“外しごろ外しごろ”
に見えてくる。
「そうなったらイップスはすぐそこです」
中部銀次郎は終生イップスに襲われることはなかった。
それはタッチが合うまで待つという家康級の胆力があったからである。
中部銀次郎
(><)
何度もこのブログで申し上げてきているが、ゴルフはドライバーショットのように遠くへ打つ場合は“あそに打つ”という気持ちを強くもつ必要があり、パッティングのように距離の短いショットの場合は“だいたいこの辺かな?”が大切なのです。
イップスにならないためにの・・・・・
ki銀次郎
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