3月16日(月)電脳株式会社の日本橋ショールームで西武ライオンズ森本稀哲選手の講演会を聴講してきました。
帝京高校→日本ハムファイターズ→横浜ベイスターズ→西武ライオンズ
今期プロ16年目を迎える。
選手として指導を受ける立場から、成長して実力を発揮できる選手、実力がありながら二軍で廃業していく後輩選手や若手新人選手たちを見てきた経験から、監督・コーチのマネージメントと指導法によって、結果に大きな違いがでることを学んだ。
森本選手自身、入団4~5年間は出場試合数も60試合前後、打率も2割に届かない成績だった。
2005年からは出場試合数も100試合を越え、打率も2割6分をマーク3割を越える年もあった。
そこにはこんなエピソードがあったそうです。
ヒルマン監督からこう告げられた。
「森本、明日からスタメンで出場だ、やることは元気出してやる!ただそれだけ」
初めてのスタメンでの試合は4打数ノーヒットだったそうです。
その結果をみてもヒルマン監督は
「今日の森本はとても良かった、明日も今日以上に元気をだしてプレーしてくれ」
そういわれたそうです。
プロ野球選手は日々生活をかけて練習している。
ケガや不安と背中合わせ、練習でも一打席一打席が勝負、頭の中で一喜一憂しながら毎日を生活している。
しかしヒルマン監督のひとこと「元気をだしてプレーしてください」
この言葉で森本はハッスルした。
ハッスルすることで不安が消えた。
森本選手はこう言っていました。
「打撃成績が3割を越えて、その3割を守ろうとした瞬間から崩れおちる」
また、当時のキャッチャー中嶋選手からいわれた言葉にも感動したという。
「ミスしてもプラス、活躍してもプラスになるプレーをしよう」
森本選手が掲げる言葉は
「全力疾走」
外野選手で捕れそうで捕れないギリギリの飛球を怖がってダイビングしない行為を森本選手は嫌う。
ピッチャーゴロを打っても“全力疾走”
併殺打の1塁ランナーであっても“全力疾走”
2005年に日本ハムファイターズに移籍してきたベテラン稲葉篤紀選手だった。
生活をかけてレギュラー争いをしている中、チーム内でベテラン選手が“全力疾走”してるのを目の当たりにして、若手選手が全力疾走しないわけにはいかない。
“全力疾走”はアッというまに日本ハムファイターズのチーム内に浸透したという。
「全員が“全力疾走”していると、ピッチャーもキャッチャーも1秒たりとも気が抜けなくなる。そして注意すべき個所が増えミスにつながることだってある」と森本選手はいう。
プロ野球球団の実力はどこもたいして変わらない。
しかしこの“全力疾走”ができているチームが勝つ!
2006年のパリーグ優勝を決めたソフトバンクホークス戦のVTRを見せてくれました。
9回まで0対0の試合、ランナー1塁2塁、森本稀哲選手はフォアボールのランナーとして2塁にいました。
バッターは稲葉選手、稲葉の放った打球はセンターへ抜けようかというゴロの打球だった。
セカンドの選手は体勢を崩しながらも捕球し、セカンドベースに入ったショートの選手にトスをした。
2塁ランナーの森本選手は一気にホームイン!決勝点となった。
森本選手はいう。
「このプレーでは、誰もミスをしていない。誰も悪くない。ホームランもヒットも絡んでいない。チーム全員が“全力疾走”した結果が生み出す勝利なのだと・・・・・」
(><)
「3割を守ろうとした瞬間から崩れる」
ゴルフにも同じようなことがいえるような気がします。
今年の私のゴルフは“攻め”をテーマにしようと思います。
森本稀哲選手、貴重なお話をありがとう。
ki銀次郎
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